2021.02.17 00:00 更新
2021.02.17 取材
自由でユニークな発想から生まれる、スタートアップの気になるガジェットをチェックする「次に来るモノ」。今回は、双方向を一度に測定できるレーザー距離計「VH-80 SE」を見ていきましょう。
エルミタでもPCケース担当が日々レビューで愛用しているレーザー距離計。一瞬で距離が測定できるし、メジャーのように誰かの手を借りる必要もなし。最近はグッとお買い得になったのもあって、興味を持っている人も多いんじゃないでしょうか。
今回はそんなレーザー距離計の中でも、かなりハイテクで惹かれる「VH-80 SE」をチェックしていきたいと思います。昨年にKickstarterやIndiegogoで成功を収めたアイテムで、現在Makuakeにて国内向けの先行販売中。もうキャンペーン終盤ということもありますが、目標額の2,900%を達成した勢いには注目ですね。
グローバル展開している測定工具メーカーMagpie Techが手がけるレーザー距離計で、一番の特徴は“双方向測定”に対応しているところ。左右両方からレーザーパルスを放射、1回の測定で左右の距離とその合計、3つの値が測定できるというスグレモノです。
この合計が測れるというのがポイント。一般的なレーザー距離計のように、測定したい場所の端(いわばスタート地点)に移動する必要がありません。適当な位置に立ってボタンを押すだけで、測りたい場所の長さが分かってしまいます。最小限の移動であちこち測れるわけで、だいぶ効率的な測定が可能になりますね。
測定可能距離は単方向で40m、双方向で最大80m。屋内向けを想定した高感度タイプとしては、だいぶ距離が長いモデルだと思います。誤差も単方向1.5mm、双方向3mm程度。これは他のレーザー距離計にも言えることですが、メジャーを使った手動測定より、よほど高精度な測定が可能です。
ちなみに単に距離を測るだけでなく、複数の便利機能も搭載。物と物と中間地点を探す機能、面積を測定する機能、3回の連続測定で体積を測定する機能など。三角形の底辺と斜辺の関係を利用して、建物の高さを測るピタゴラス測定モードも備えています。
さらにハイテクモデルでは欠かせない、Bluetooth連動機能も搭載。スマートフォンで測定データを確認できるのでメモ不要、スマートフォンをコントローラのように使ったり、写真と測定データを連動させて図面を作成する機能もあるようです。
なお、カラーはセイジグリーンとダスティピンクの2色。現時点では超早割は終了していますので、出資額は税込13,900円から。キャンペーン期間は2021年2月27日までと、あと10日ほど残っていますよ。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Makuake: https://www.makuake.com/