2021.03.01 08:00 更新
2021.02.28 取材
秋葉原地区のソフマップが店舗統合と再編を発表した。以前より話が出ていた「東京角田ビル」を含む外神田3丁目13番地エリア全体の開発に伴うもので、大規模な計画が進行している模様だ。
ソフマップのリリースによると「AKIBA②号店 パソコン総合館」および「AKIBA③号店 Mac Collection」は「AKIBA①号店 サブカル・モバイル館」に統合。PC本体からパーツ、eSportsスタジオまで備える「ソフマップAKIBA パソコン・デジタル館」としてリニューアルオープンするという。
また、U-SHOP①は「ソフマップAKIBA ソフト館」としてすでに先週より営業をスタート。U-SHOP②も「ソフマップAKIBA 買取専門館」としてまもなくオープンする予定だ。なお、これに伴い既存の「AKIBA④号店アミューズメント館」は「ソフマップAKIBA アミューズメント館」へ、「AKIBA⑤号店 中古デジタル館買取センター」は「ソフマップAKIBA 中古デジタル館 買取センター」へ、それぞれ名称変更される。
2月26日(金)にオープンした「ソフマップAKIBA ソフト館」。コンシューマ向けソフトのほかPCゲーム、アダルトソフトも扱う |
複数関係者の話によると、今回のソフマップ移転統合は「東京角田ビル」を含む外神田3丁目13番地エリア全体の開発に伴う一連の動きとのこと。正式発表の時期は未定ながら、ジャンク通り側で営業中の複数の店舗も5月を目処に閉店予定としており、現時点未定ながら現在の「AKIBA①号店 サブカル・モバイル館」および「秋葉原Tmoビル」(旧:リナックスカフェ跡地、現在はLIFORK AKIHABARA Ⅱ)を除く場所に、新たなビルが建設されるものと思われる。
外神田3丁目13番地エリア全体を見る。裏手のパーツ通り側も含む一帯が開発対象。秋葉原のど真ん中に大型ビルが誕生する事になる |
一連の動きについては、昨年春頃から一部の業界通の間ではウワサになっていたが、いよいよ計画が本格始動。あるベテラン店員は「中央通りの交差点にあった東京三菱銀行秋葉原支店(2002年12月閉店)がベルサール秋葉原になった際には『変わったなぁ』と感じたものです。ソフマップさん(東京角田ビル)も目立ちますから、またアキバの風景がガラリと変わることになりますね」と感慨深げに話す。
パーツ通り側にはかなり年季の入ったビルが並んでいる。事によっては今後、馴染みの風景が変わってしまうかもしれない |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
ソフマップ: https://www.sofmap.com/