2021.03.03 00:00 更新
2021.03.03 取材
自由でユニークな発想から生まれる、スタートアップの気になるガジェットをチェックする「次に来るモノ」。今回は、忙しすぎる日常から思考を解放してくれる、タマゴ型の癒やしツール「Thinking Egg II」を見ていきましょう。
仕事がなかなか片付かなかったり、プライベートでもSNSの返信に追われたり。慌ただしい日常を送って常に何か考えを巡らせていると、ホッと気を抜く瞬間が欲しくなりますよね。今回は、そんな忙しい現代に生きる我々に”癒やしと思考のリセット”をもたらしてくれる、小さなタマゴをチェックしていきます。
その名は「Thinking Egg II」。Orijin Design Companyが手がけたカナダ発のガジェットで、3年前に同様にクラウドファンディングで大成功を収めた「Thinking Egg」のブランニューモデル。前作は延べ10万個は売れたというヒットを飛ばしているのですが、今回もKickstarterにて早くも目標額の約4,600%を達成しているというから驚きです。
それでこのタマゴで何ができるかというと、手のひらで転がしたり握ったり、それだけです。いわゆるフィジェットトイに分類されるガジェットで、握ったり擦ったりコロコロと転がしたり・・・ちょうど子供の頃に、考え事をしながら握っていたドングリやクルミを思い出しました。
役割としてはそれと同じなわけですが、いわば“サイコーにいじり回したくなるデザイン”になっているのがポイント。大きさは幅17mm、全長23.38mmで、これは人間工学に基づく最も握り心地がいいサイズ感なのだとか。手触りも良くほどよい重さもあり、つい触りたくなってしまう。目の前に置いておけば、忙しい日常の緊張から、ちょくちょく自分を開放してあげられそうです。ポケットに忍ばせて持ち歩くのもいいですね。
そして「Thinking Egg II」のラインナップは、いずれも天然素材を使用した4種類。ポジティブで安定した思考を与えてくれる「Crystal Quartz」、勇気を与えてくれる「Tiger’s Eye」、ストレスを和らげる「Sandstone」、しっかりした重さと独特な紋様が魅力の「Damascus Steel」からチョイスできます。重さは前の3つが9.8~11.3g、ダマスカス鋼は3倍近く重さがある28.5g。
ちなみにどうしてタマゴなのか。これはタマゴが古代より世界中の様々な文化において、「命・豊かさ・約束」のシンボルとされてきた故の採用だそうです。万人がしっくりくるデザインを追求したら、タマゴにたどり着いたというわけですね。
そんな「Thinking Egg II」のキャンペーンは、2021年4月10日13:00(日本時間/UTC+09:00)まで。支援額は18カナダドルからですが、「Damascus Steel」はちょっと高めで28カナダドル。2021年9月の出荷開始が予定されています。どうしよう、ダマスカス鋼のやつがメチャ欲しいですね。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Kickstarter: https://www.kickstarter.com/