2021.03.06 09:00 更新
2021.03.06 取材
昭和8年(1933年)創業の「ラーメン松楽」が、今月31日(水)もって閉店する事になった。店舗に掲げられた貼り紙によると、閉店理由は新型コロナウイルスの影響だという。
ここにきて飲食店の閉店が相次ぐアキバだが、またしても老舗店舗のひとつが3月31日(水)をもって暖簾を下ろすことが分かった。
長年にわたり秋葉原の街を見つめながら営業していた「ラーメン松楽」 |
変貌著しい秋葉原の中央通りに店舗を構える「ラーメン松楽」(所在地:東京都千代田区外神田1-11-9)は、これまで約80年間に渡り営業を続けてきた、秋葉原でも屈指の老舗ラーメン店。カウンター10席のみの小さな店内には、名物の肉厚ワンタン麺(800円)をはじめとした昔ながらのラーメンを求めて、常連客が多く訪れていた。
創業年となる昭和8年の出来事を調べてみると、ヒトラーが独首相に、アメリカではフランクリン・ルーズベルトが第32代大統領に就任しているというから驚くばかりだ |
軒先に張り出された告知文によると、閉店の理由は「コロナ禍の影響」とされる。今月の休業日は9日(火)、13日(土)、16日(火)、23日(土)で、営業時間は11:00~16:30(変更の可能性もアリ)。歴史ある老舗のラーメンを味わえるのも残り僅か。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi