2021.03.24 00:00 更新
2021.03.24 取材
自由でユニークな発想から生まれる、スタートアップの気になるガジェットをチェックする「次に来るモノ」。今回は、どこか懐かしさを感じるデザインのスマートディスプレイ「Tidbyt」を見ていきましょう。
ウォールナットの無垢材で作られたフレームと、ドット表示のディスプレイ。今回取り上げる「Tidbyt」は、まずこのデザインが気に入りました。どこかレトロで懐かしさを感じる見た目のこれは、スマートディスプレイです。
ニューヨーク発のスタートアップTidbyt, Inc.が手がけるガジェットで、Kickstarterに登場するや、たちまちプロジェクト達成。現時点で目標額の約1,300%を調達し、すでに製品化が決まっています。さて、いったい何を表示できるディスプレイなんでしょうか。
64×32灯のRGB LEDで構成されるドットディスプレイは、いわく「画面に収まる限り、ほとんど何でも表示できます」という頼もしい仕様。時計やカレンダーに始まって、天気予報や電車の時刻表、株式相場から仮想通貨の保有情報に至るまで。実に色んな情報を表示してくれます。シンプルにメッセージやドット絵を表示してもいいようです。
表示する情報はスマートフォンのアプリから設定、選択した項目を順番に表示する仕組み。一度設定を済ませてしまえば、後はWi-Fiで自動的にアップデートしてくれるというからお手軽です。
ちなみに各種の情報はループで表示させるだけでなく、表示タイミングのスケジューリングも可能。朝起きた際に、カレンダーの予定や時刻表、その日の天気予報を表示したりといった具合ですね。時間に合わせてLEDの輝度を調整する自動の調光機能も搭載。ナイトモードに設定することもできるので、ベッドサイドに置いても安眠を妨害される心配はありません。
なお、アプリ上の機能は随時拡充されていく予定。コーディングの知識がある人なら、自作のアプリを走らせることも可能だとか。中にはポケモン図鑑アプリを作った人もいるらしいですよ。
さて、そんな「Tidbyt」のキャンペーンは、2021年4月16日2:00(日本時間/UTC+09:00)まで。現時点で149ドルの早割は終了しており、支援額は159ドルから。今年の9月頃には発送の見込みですが、どうやら日本への発送には対応していないようです。残念。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Kickstarter: https://www.kickstarter.com/