2021.03.26 13:16 更新
2021.03.26 取材
ASUSのIntel Z590チップセットを搭載する最上位マザーボード「ROG MAXIMUS XIII EXTREME GLACIAL」は、EK Water Blocksの水冷ブロックがセットになったスーパーハイエンドモデルだ。先日、ASUS JAPAN株式会社に届いたばかりという実機を画像でチェックしておこう。
「ROG MAXIMUS XIII EXTREME GLACIAL」は、ASUSが国内市場へ投入するIntel 500シリーズチップセット搭載マザーボード全25製品のうち、頂点に君臨するスーパーハイエンドモデル。最大の特徴として、EK Water Blocks(EK/HQ:スロベニア共和国)とのコラボレーションによる、カスタム仕様のウォーターブロックが同梱されている。
ウォーターブロックはEK Water Blocksのフラッグシップ「EK-Quantum」シリーズがベースとされ、CPUや電源モジュールに加えチップセットをまとめて冷却可能。まさにDIY水冷システムを組むユーザーのために用意された限定モデルだ。
ウォーターブロックは専用設計のフルカバータイプ。「Aura Sync RGB」に対応するRGB LEDも内蔵 |
ベースとなるマザーボードは「ROG MAXIMUS XIII EXTREME」(E-ATX)で、電源回路は100A Power Stageによる18+2フェーズを採用。ウォーターブロック搭載が前提のため、従来ある大型ヒートシンクは省略されている。
ヒートシンクがないだけに迫力満点の電源回路。なおチップセットもむき出しだけに、出荷時にはプラスチックカバーで保護されている |
メモリスロットはDDR4-5333×4(最大128GB)、ストレージはSATA3.0(6Gbps)x6、M.2×5、拡張スロットはPCI-Express4.0(x16)x2、PCI-Express3.0(x4)x1で、ネットワークは10ギガビットLANx1(Marvell/Qtion AQC113CS)、2.5ギガビットLANx1(Intel/I225-V)、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2に対応。Thunderbolt 4対応のUSB Type-Cも2ポート用意される。
10ギガビットLANやWi-Fi 6E、Thunderbolt 4対応のUSBなど最新機能が並ぶリアインターフェイス | 基板裏面にはロゴ入りのバックプレートを実装している |
ASUSスタッフによると価格は未定ながら「数量限定で4月中には国内市場へ投入を予定している」とのこと。第11世代Intel Coreプロセッサ一をベースとしたハイエンドなDIY水冷マシン構築を目論むなら、いまから予算を確保しておいた方がよさそうだ。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
ASUS JAPAN株式会社: https://www.asus.com/jp/