2021.04.21 00:00 更新
2021.04.21 取材
自由でユニークな発想から生まれる、スタートアップの気になるガジェットをチェックする「次に来るモノ」。今回は、抜群の集光性を誇るハンディサイズのレーザーフラッシュライト「Speedir Flashlight」を見ていきましょう。
日常生活では絶対に出番はないだろうなぁと思いつつ、つい欲しくなってしまった「Speedir Flashlight」なるフラッシュライトが今回の主役です。
まるでビームのような強力な光で、遠くを照らせるライト。この光に魅せられた人は多かったようで、Kickstarterに登場するや24時間で早々に目標金額を達成。いまや1,300%以上の資金を調達するなど、注目を集めています。皆さん何に使うつもりなんでしょうね。
全長186.5mmのハンディサイズで、光源はLEDより直進性に優れたLEPが使われています。直進性の高い強力な光を放つ光源で、“レーザーLED”などと呼ばれることも。光量は380ルーメンとそれほどでもないですが、最大700,000cdという凄まじいビーム強度を誇る集光性の高さがトピックです。使用イメージからも、光量以上の明るさを感じます。
その照射距離は実に600m。ライトの照射距離を出すにはリフレクタのサイズが重要ですが、レンズ径42.5mmのヘッドでこれほど距離を飛ばせるのはご立派です。高強度ビームのおかげで、湿気の高い環境やスモークが出ている場合でも、それほど減衰せずに照らせるとか。アウトドアや人命救助に活躍してくれそうですね。
電源として21700タイプのリチウムイオンバッテリー5,000mAhを内蔵。充電はType-Cコネクタで行うイマドキな仕様です。ライトは3つのモードに切り替え可能なようで、最大出力の高出力モードでは約2.5時間、光量を抑えたローモードでは最大4時間照射できます。バッテリーは手軽に交換できるので、予備があればライフを気にしすぎる必要はないでしょう。
また、素材にはアルマイト処理が施された航空機グレードのアルミ合金が使用され、その頑丈さも特徴。IP68の防水・防塵、1m高の落下に耐える耐衝撃性、火の中に放り込んでも大丈夫な耐火性を備えています。無骨そのものな外観通り、タフに使えそうです。
さて、そんな「Speedir Flashlight」のキャンペーンは2021年5月2日1:37(日本時間/UTC+09:00)まで。支援額は149ドルからで、ブラックとシルバーのカラバリが選べます。ただし強力すぎて住宅街では使用厳禁、仮に手に入れてもどこで使おうかな?
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Kickstarter: https://www.kickstarter.com/