2021.04.28 08:00 更新
2021.04.28 取材
自由でユニークな発想から生まれる、スタートアップの気になるガジェットをチェックする「次に来るモノ」。今回は、水やりが一切不要なスマートプランター「dewplanter」を見ていきましょう。
自宅で過ごす時間が増えたおかげで、最近はガーデニングを始める人も増えているそうです。でもふとしたことから水やりを忘れてしまい、うっかり植物を枯らしてしまうこともあるでしょう。そもそも慣れないことをしているわけですから、ずぼらな人ほどそんな事態に陥りがちです。
自分も絶対枯らしてしまうだろうなぁなどと思いつつ、そんな人間でも大丈夫そうなスマートプランター「dewplanter」をMakuakeで見つけました。何しろ水やりが一切いらないそうなので、こっちが忘れていようが何をしようが、何も気にする必要はありません。
スマートプランターと言えば、タンクに貯めた水を使って自動で水やりしてくれる、というパターンがほとんどだと思います。でもちょくちょくタンクに水を入れてあげる必要があるわけで、それすら忘れるようではやはり枯らしてしまうでしょう。
でも「dewplanter」の場合は、なんと自分で水を作り出して自動で水やりしてくれるので、本当に水のお世話がいりません。特許取得の冷却技術を用いて、結露の原理を利用して空気中から水分を生成する仕組み。「dewplanter」の“dew”は「露(つゆ)」という意味だそうですが、なるほど納得ですね。
冷却してドリップされた“ピュアな水”は、プランターの底から水に浸透。自然環境と同じように、植物はじわりと根から水分を吸収することになります。水を貯めておかないので、水が腐ったりする心配もありません。
ちなみに「dewplanter」の水生成機構は、24時間稼働させた場合は最大で一日約300mlの給水が可能とか。実際にどれくらい給水するかは、システムの稼働時間を設定することでコントロールできます。つまり人間がやることと言えば、(植物を植える作業は当然にしても)植物に合わせて一日の稼働時間を設定するだけ。あとは日の当たる場所に放ったらかしでOKなのです。
消費電力は22.5W。一日中動かすわけではないでしょうし、電気代もあまり気になりませんね。プランターの容量は2.5リットルくらい、野菜や花、観葉植物、果物に至るまで、何にでも使えそうです。温度15~30℃、湿度40%の環境が最適とされています。
さて、そんな「dewplanter」はAll in型の先行販売でキャンペーンを行っており、現時点で超早割(30%オフ)の税込9,702円から購入可能。期間は5月30日まで、7月末までには手元に届く見込みになっています。純粋に育っていくのを楽しみに眺めるだけ、これなら自分でもやれそうですよ。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Makuake: https://www.makuake.com/