2021.05.12 00:00 更新
2021.05.12 取材
自由でユニークな発想から生まれる、スタートアップの気になるガジェットをチェックする「次に来るモノ」。今回は、激しいスポーツも可能という常識外れな機械式腕時計「CIGA Design X」を見ていきましょう。
テック系好きのサガなのか、自作erには様々なガジェットに興味をもつ人が多いと思います。身の回りのガジェットの代表格と言えば腕時計、今回はメカメカしい見た目がカッコよさ満点なCIGA Designの「CIGA Design X」をご紹介しましょう。
ちなみにCIGA Designは、2012年に設立された機械式腕時計ブランド。創業からまだ日は浅いですが、国内外のクラウドファンディングを中心に、優れたデザインの腕時計が高い評価を受けてきました。「CIGA Design X」はその最新モデル、すでに海外クラファンで1億円超の資金を調達している、期待のニューカマーです。早速編集部に届けられたサンプルを眺め回しつつ、どのような時計なのかチェックしていきましょう。
「CIGA Design X」の外観上の特徴といえば、ムーブメントが丸見えになっているスケルトンデザイン。グレード2の純チタンまたはステンレス鋼を採用(写真のサンプルはステンレスモデル)した頑丈なX字フレームにムーブメントを収め、サファイアガラスで保護。表裏が透明なフルスケルトン仕様になっています。テンプ(振り子)の動きや歯車が噛み合った構造など、精巧なメカニカルをいつでも眺められるというワケですね。
なおパッと見では分かりにくいですが、フレームは外殻と内殻の2層構造になっていて、四隅には独立した防振サスペンション機構が搭載されています。SUV車のサスペンションにヒントを得た耐衝撃構造とのことで、なんと激しいスポーツでの使用も可能というから驚き。本来機械式は衝撃に弱いのが常識なのですが、「CIGA Design X」はかつてなくアクティブに使える機械式腕時計と言えるでしょう。
ムーブメントは独自開発の「CIGA-X01」を搭載。自動的にムーブメントのゼンマイを巻き上げる、いわゆる自動巻きと呼ばれるタイプです。日常的な腕の振りだけでゼンマイが巻かれるため、日々身に着けていれば手動の巻き上げはいりません。なお日差は-15~30秒なので、精度はごく一般的です。
ケースは3気圧防水(いわゆる生活防水)に対応しており、日常生活を送るだけなら着け外しは不要。バンドはシリコン製とナイロン製2タイプが付属、ツールレスで簡単に交換できる構造になっています。ナイロンバンドがややチープに感じますが、スポーツ向けも想定したモデルなので、あえてカジュアルな仕立てになっているのかもしれません。
さてそんな「CIGA Design X」ですが、本日の14時よりMakuakeで国内向けのクラウドファンディングがスタートします。気になる支援価格や詳細については、14時に公開されるキャンペーンページをチェックしてみてください。
なおエルミタ編集部では、ユニークなスタートアップ系ガジェットの情報も随時募集中。面白いアイテムのクラウドファンディングを予定していましたら、ぜひ編集部までご一報ください。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Makuake: https://www.makuake.com/