2021.06.03 00:00 更新
2021.06.03 取材
自由でユニークな発想から生まれる、スタートアップの気になるガジェットをチェックする「次に来るモノ」。今回は、バーっぽい雰囲気で家飲みができるステキなドリンクサーバー「MyBar」を見ていきましょう。
緊急事態宣言により飲食店でお酒の提供が自粛されるなど、なかなか不自由な暮らしが続く今日このごろ。さぞかし家飲みの機会が増えたかとは思いますが、どうもお店で飲むほど気分が乗らない。そんな風に感じている人もいることでしょう。
ちょうどそうしたタイミングで、Kickstarterでキャンペーンが進行中の「MyBar」を見つけました。Kieran SAというイギリスのスタートアップ企業が手がけたドリンクサーバーで、300%以上の資金を調達してプロジェクトは成立しています。なんとも雰囲気のあるアイテム、早速チェックしていこうじゃありませんか。
まずは一体どうやって使うのか。ページをチェックしてみると仕組みはシンプルで、専用のボトルアダプタを取り付けたドリンクを逆さまセットして、ボタンを押すだけ。1リットルのボトルを2本搭載できる構造になっています。逆さまになったボトルは、ビジュアル的にも雰囲気満点。まるで自宅の一角がバーになったような感覚が味わえそうです。
ちなみに「MyBar」は壁掛けにも対応。お好みの魅せるポジションに設置してあげましょう。
そして後はボタンを押してドリンクを注ぐだけですが、注ぐ量をキッチリ設定できるのもポイント。中央のダイヤルで15/25/35/50/70mlの5段階に設定できて、しかも0.1ml単位の正確さで注ぐことができるのだとか。ボタンのすく下にあるダイヤルでは、注ぐスピードを設定できます。
しかも注ぐ量に応じて異なるカラーのLEDが点灯するなど、にくい演出もアリ。なお、ボタンを押しただけ注げる“フリー”にも設定可能ですが、そもそもこの調整機能は意図しない飲みすぎを防ぐという考えに基いているとのこと。フリーで注ぐ場合も、よくよく考えて適量に留めるべきでしょう。
ちなみにメンテナンスも簡単で、リキュールなど粘り気のあるアルコールやジュースを飲んだ場合でも、ぬるま湯でクリーニングする程度でOK。あとは下にあるトレイを適宜洗うだけ、片付けが苦手な人も安心ですね。
そんな「MyBar」のキャンペーンですが、実は終盤に差し掛かっており、期間は今週末の2021年6月5日(日本時間/UTC+09:00)まで。159ユーロ(21,000円前後)からバックできます。さすがに配送予定の12月には“禁酒令”は解除されていると思いますが、今後の家飲み環境の充実を考えるなら、有意義な投資になるのではないでしょうか。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Kickstarter: https://www.kickstarter.com/