2021.06.04 12:44 更新
2021.06.04 取材
NVIDIAの最新ハイエンドGPU「GeForce RTX 3080 Ti」搭載グラフィックスカードの販売が6月3日(木)22時よりスタート。コロナ禍の緊急事態宣言中とあって、“やや深夜販売”を実施したのは、パソコン工房 秋葉原 BUY MORE店のみとなった。
オンライン開催中のCOMPUTEX TAIPEI 2021において、目玉の一つとして登場したNVIDIAの最新ハイエンドGPU「GeForce RTX 3080 Ti」。正式発表からわずか2日後、搭載グラフィックスカードの販売が解禁された。
緊急事態宣言中ということもあり、秋葉原で“やや深夜販売”を実施したのはパソコン工房 秋葉原BUYMORE店のみ。唯一解禁と同時に入手できるとあって、店頭には朝から購入希望者の行列ができた。15時の時点ですでに40名以上が並ぶ盛況ぶりで、事前会計の始まった17時には準備数60個が全て完売。20万円前後となる高価なグラフィックスカードの売れ行きに、店員も驚いた様子だった。ちなみに現在のところ4日(金)に販売する在庫は無く「週末の再入荷に期待したい」とのこと。
早い人で3日の9時頃から並び始めていた模様。13時間後にようやく購入できたと喜ぶ人もいた |
なお、パソコンSHOPアーク、オリオスペック(通販のみ)、ドスパラ秋葉原本店、ツクモパソコン本店、TSUKUMO eX.では、4日(金)から販売が開始されている。気になるパフォーマンスについては、先日お届けした検証記事を是非ご一読いただきたい。
カップルで買いにきたという熱心な自作派は、ASUS「ROG-STRIX-RTX3080TI-O12G-GAMING」を買うため、12時間近く並んだという |
解禁日に販売がスタートしたのは、ASUS、Gainward、GIGABYTE、INNO3D、MSI、Palit、ZOTAC、玄人志向の8メーカーから計13モデルで、いずれも各社自慢のオリジナルVGAクーラーを搭載。最安モデルはPalit「NED208T019KB-132AA」の175,000円、一番高いモデルはMSI「GeForce RTX 3080 Ti SUPRIM X 12G」の258,500円だが、いずれも4日中に完売するものと思われる。
なお、メーカーや代理店関係者に話を聞いたところ再入荷の予定はあるものの「GeForce RTX 3070/3080のLHR(Lite Hash Rate)版も控えており、どのモデルが入荷してくるのかまだ分からない」「入荷予定はあるが、組み込み向けと単品販売向けで割り振りがかなり変わる」とのこと。来週10日(木)には、より価格の安い「GeForce RTX 3070 Ti」も控えており、こちらに期待する声も多い。
ツクモ各店の価格表 |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
NVIDIA Corporation: https://www.nvidia.com/ja-jp/