2021.06.09 00:00 更新
2021.06.09 取材
自由でユニークな発想から生まれる、スタートアップの気になるガジェットをチェックする「次に来るモノ」。今回は、お手軽にブルーライトの波長を測定できる「GEIGER Blu」を見ていきましょう。
ディスプレイやスマートフォンなどが発するブルーライトは一般に有害だと言われていて、巷にはブルーライトカットのアクセサリがよく販売されています。ブルーライトをカットするメガネなどはその代表格で、ディスプレイ側にもアイケア機能としてブルーライトを軽減する仕組みが搭載されていたり。スマホにもブルーライトを抑えたナイトモード(Night Shiftなど)がありますよね。
しかしそうした機能は、いったいどの程度ブルーライトをカットしているのか。「ブルーライト50%カット!」などが謳われているメガネは、本当に効果があるのかしら?そんな素朴な疑問に応えてくれるガジェット「GEIGER Blu」のクラウドファンディングがGREEN FUNDINGで始まっています。
センサーシステムの専門家が立ち上げたThin Air Energy社による製品で、同社は以前に紫外線の強度を測定する「GEIGER UVc」を手がけたことがあります。今回の「GEIGER Blu」は、それに続く第2弾。345~450nmの波長を測定、スクリーンから放出されているブルーライトを手軽にチェックすることができます。
具体的には、「GEIGER Blu」をスクリーンにかざすとブルーライトをリアルタイム検出。9段階のLEDで表示します。その状態でブルーライトカットメガネを間に置いたり、スマホのナイトモードを有効化すれば、どのくらい削減効果があるかひと目で分かるというわけです。仮に9段階を「5」にカットできたとしたら、ゴミどころではなく結構な実力ということになりますね。
ちなみに「GEIGER Blu」の特徴は、感度設定が分かりやすい「相対表示」であるということ。ブルーライトを放出しているデバイスやスクリーンは無数にあるわけですが、メガネなどのアクセサリも相対的なカット率(50%カットなど)で性能を示しています。厳密な強度ではなく相対評価で結果を表示することで、削減効果が直感的に把握できるように作られているわけですね。この感度は3段階で調整できるため、幅広いデバイスを対象に調べることができます。
なお、ご覧の通り「GEIGER Blu」は超コンパクトサイズのガジェットで、キーホルダーにぶら下げて持ち運ぶことが可能。筐体はブルーカラーのアルミ製、USB充電で稼働時間は最大12時間です。10分後に自動でパワーオフになるため、頻繁に充電する必要はないでしょう。
さてそんな「GEIGER Blu」のキャンペーンは、2021年7月29日まで。実施しているのはスマホアクセの販売で知られているフォーカルポイントで、一般価格25%オフの14,410円からバックできます。ニッチなアイテムでなおかつお値段もそれなりですが、ブルーライトカットの性能は、ユーザー側ではなかなか把握できませんからね。私もメガネユーザーの一人なので、個人的に実際の効果を測定してみたくもあります。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
GREEN FUNDING: https://greenfunding.jp/