2021.06.16 00:00 更新
2021.06.16 取材
自由でユニークな発想から生まれる、スタートアップの気になるガジェットをチェックする「次に来るモノ」。今回は、いつものお気に入りキーボードに後付けできる4段チルトスタンド「ESC Flip PRO」を見ていきましょう。
デスクワークを日常とする人にとって、現代の文房具とも言えるキーボード。キースイッチをはじめこだわりのポイントは数多あるわけですが、適度な傾斜をつけるチルトスタンドについては、カスタマイズの余地はそれほど多くありません。本当はもうちょい傾斜をつけたいんだけどなぁ、などと考えている人もいるんじゃないでしょうか。
ちょうどそんなリクエストに応えてくれそうな、ステキなアクセサリ「ESC Flip PRO」がKickstarterでキャンペーン中です。544%の資金を調達する堅実な成功を収め、プロジェクトは達成。すでに製品化が決まっています。
まず「ESC Flip PRO」は何かというと、ズバリ後付けできるチルトスタンド。2019年に発売された「ESC Flip」の後継にあたるアイテムで、なんと4段ものスタンド(従来は3段)を備えています。
使い方は簡単で、キーボードの裏面に貼り付けるだけ。何度でも着け外しが可能な粘着素材が使われています。25.4cm~38.1cmの範囲で幅を調節できる構造になっており、「一般的なあらゆるキーボードで使用可能」と謳われている頼もしい仕様。コンパクトサイズやテンキーレスタイプから、フルサイズまでバッチリカバー。MacBookのようなノートPCに取り付けるのもアリでしょう。
なお、装着する場所も自由自在。一般的なキーボード同様に奥側に取り付けてもいいですし、手前側を持ち上げる、いわゆる“ネガティブチルト”スタイルで使ってもいいわけです。
そして一番のキモであるスタンドですが、15mmの「Low」、24mmの「Med / Low」、33.2mmの「Med / High」、42.2mmを持ち上げる「High」の4段階。一般的なキーボードのチルトスタンドは2段階が当たり前で、高さも15mmくらいがせいぜいであることを考えれば、かなりの傾斜をつけることが可能です。
「ESC Flip PRO」を取り付ければ、いつものキーボードがまるでハイプロ仕様のキャップを装着したような感覚に早変わり。傾斜が増すと奥側のキーに一層指が届きやすくなりますし、使い勝手も随分変わりそうですね。
そんな「ESC Flip PRO」ですが、実はキャンペーンの最終盤に差し掛かっており、期間は2021年6月17日23:01(日本時間/UTC+09:00)まで。22ドルからバックできて、早ければ7月にも手元に届く手はずになっています。普通に便利なアイテムだと思うので、キーボード好きの一人として興味津々です。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Kickstarter: https://www.kickstarter.com/