2021.08.15 10:00 更新
2021.08.15 取材
本日のコレオシは、先週6日(金)19時より販売がスタートしたAMDの最新APU「Ryzen 5000G」シリーズを取り上げる。各ショップ店員に、発売直後の売れ行きや今後の予想について聞いてみた。
「当日は解禁時間が19時だったこともあり10人ほどが駆け足で購入していきました。整理券を入手するため朝から並んでいただいたお客さんも数名いました。メインストリーム向けの製品ではない事を考えれば、上々の滑り出しでしょう」(ショップ店員)
「売れ筋は断トツで上位モデルのRyzen 7 5700G。TDPが65Wで8コアという点も人気の理由です。個人的にもAMD B550チップ搭載マザーボードとセットで購入しようと思います」(大手ショップ店員)
「お客さんの中には、グラフィックスカードが高くて買えないと話す人もいました。最新ゲームをやるほどではないが、そこそこの性能が欲しいという人にとっては、グラフィックスカードいらずのRyzen 5000Gシリーズはありがたい存在。ベンチマークを見るとこれで十分と感じます」(大手ショップ店員)
「解禁日にあまり売れなかったので心配したのですが、その後はコンスタントに出ています。店頭では上位モデルのRyzen 7 5700Gが圧倒的ですが、WEB通販は下位のRyzen 5 5600Gもよく売れています」(ショップバイヤー)
「Ryzen 5000シリーズのようなバカ売れではないですが順調に出ています。次回入荷の具体的な予定がないため、在庫を睨みながらといったところ。このままいくと8月末までには品切れになる可能性もあります」(大手ショップ店員)
「やっぱりコロナの影響があるのでしょう。Ryzen 5000Gシリーズに限った話ではないですが、店頭販売の勢いが弱まり、WEB通販が好調です。グラフィックスカードなどは意外と店頭在庫が充実している時もありますよ」(グラフィックスカードコーナー店員)
「入荷してくるGeForce RTX 1660 Ti搭載グラフィックスカードが約5万円ですからね。同価格でRyzen 7 5700Gが購入できるので、ひとまずこれで様子を見るかという人は多いと思います。後日グラフィックスカードを追加しても、Ryzen 5000GシリーズのCPU性能ならまったく問題がない点もいいところです」(グラフィックスカードコーナー店員)
「Mini-ITX系マザーボードと購入していく人が多いと予想していたのですが、意外とAMD B550チップ搭載のMicro ATXマザーボードとセットで購入していく人もいます」(ショップ店員)
「PCI-Express3.0のままというのが残念ですが、それ以外のスペックは優秀。グラフィックス内蔵の製品としてはCore i5-10400も人気ですが、性能で比べたらAMDで決まりでしょう」(ショップ店員)
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
AMD: https://www.amd.com/ja