2021.08.22 08:00 更新
2021.08.22 取材
本日のコレオシは、先週12日(木)より販売がスタートしたAMDの最新GPU「Radeon RX 6600 XT」搭載グラフィックスカードについて、ショップ店員に発売直後の売れ行きや今後の動向について聞いてみた。
「解禁当日がお盆休みだったこともあり、開店時からよく売れました。初日は20個ほど販売したと思います。状況が変わったのは週末の14日(土)から。急にまとめ買いのお客さんが増えたんです。それからはもう、ご存じの通りですね」(グラフィックスカードコーナー店員)
「5万円台から購入できる久々のミドルレンジ向けグラフィックスカードということで、ツボにはまったお客さんも多いようです。GeForceが若干値下がりしているとはいえ高値安定は変わらないため、今後も面白い存在になってくれるはずと期待しています」(ショップ店員)
「フルHD環境でゲームをするユーザーにとっては、かなりおすすめのグラフィックスカードです。レビューを見る限りGeForce RTX 3060を上回るパフォーマンスを発揮していますし、価格設定も悪くはない。GeForceが高い値段のままという条件付きですが、売れる要素は揃っています」(グラフィックスカードコーナー店員)
「Radeon RX 6700 XTの動きが悪かった分、Radeon RX 6600 XTには期待しています。ミドルレンジカードで新規に組もうというお客さんにとっては、なかなか魅力的な製品ではないでしょうか」(ショップ店員)
「売れ筋は5万円台中盤の安いモデルから。陳列していてもその傾向は明らかで、メーカー指定と言うよりは完全に値段優先で買われていく感じです」(大手ショップ店員)
「初回の入荷数は多かったですし、セカンドロットもかなりの量が入荷してきました。マイニング目当ての大量購入が確認できたため、次回の発注も増やしているところです。ただ、代理店に注文が集中しているようで、場合によっては入荷数が制限されるかもしれません」(ショップバイヤー)
「ここ最近は店頭販売の勢いが落ちていたのですが、Radeon RX 6600 XTは別です。特にお盆明けからの大量購入は、正直また始まったなと。以前よく見た転売と思われるグループの姿もちょくちょく見かけるようになりました。再入荷の予定はありますが、どうやって販売するか思案中です」(ショップ店長)
「2回目の入荷分が80個と多かったので安心していたのですが、20日(金)の夜に在庫は全てなくなっちゃいました。購入して行ったのはほぼマイニング向けと思われる人達で、みなさんまとめ買い。純粋にゲーム向けに欲しいというお客さんのために数本は確保しましたが、来週からどうするか店長に相談しないとダメですね」(大手ショップフロア長)
「先ほど、最後まで残っていたASUSのROG-STRIX-RX6600XT-O8G-GAMINGが売れたので、これでRadeon RX 6600 XTは全て完売。Ryzenとセットでゲーム用として購入していきました。空の陳列棚を見たお客さんも驚いていましたよ」(ショップ店員)
「今週になってGeForce RTX 3060を少し値下げするかも、という話が代理店から出ています。ショップも代理店も在庫が多くて困っているためですが、Radeon RX 6600 XTにとってはバットニュースになるかも。とはいえ、ミドルレンジ向け製品が下がれば、市場も活気づくのでちょっと期待しています」(ショップバイヤー)
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi