2021.09.08 10:00 更新
2021.09.08 取材
自由でユニークな発想から生まれる、スタートアップの気になるガジェットをチェックする「次に来るモノ」。今回は、最高の睡眠のために作られた、時刻表示のない睡眠特化の時計「ブレインスリープ クロック」を見ていきましょう。
ごく一部の健康的な人を除けば、寝坊しないために目覚まし時計やスマホのアラームに無理やり起こしてもらう、というのがありふれた朝の風景だと思います。夜もつい枕元に置いたスマホをいじって夜ふかししまったりして、結局起きた後もよく眠れた気がしない。日常的に睡眠不足で疲れている、いわゆる“睡眠負債”をためている人は結構多いんじゃないでしょうか。
そんな人にピッタリな「ブレインスリープ クロック」のクラウドファンディングがMakuakeで始まっています。日本睡眠の日にあたる9月3日に先行販売がスタートしたばかりですが、早くも目標額の578%を調達。睡眠に特化した事業を展開するブレインスリープと、空気清浄機などを手がけるカドーが共同開発したプロダクトで、いわく“睡眠リズムをデザインする”時計なのだとか。
やや大きめな筒状の「ブレインスリープ クロック」は、クロックと言いつつ時刻を表示する機能はまったく搭載していません。その正体は、上質な睡眠体験をサポートするための睡眠デバイス。「光・香・音」からなる3要素で、ユーザーを心地よい入眠と起床に導いてくれるというものです。
入眠の際は、癒しの効果があるというキャンドルの炎のゆらめき(いわゆる「1/fのゆらぎ」)をヒントにして、ゆるやかにフェードアウトする暖色光が眠りに誘います。そして起床時間になると、太陽光をヒントに開発された光が30分をかけて徐々に明るくなっていき、朝日で目覚めるように自然にウェイクアップできるというわけです。これが「光」の要素ですね。
さらに「ブレインスリープ クロック」には2種類の機能性アロマを搭載できるようになっていて、入眠・起床に最適な香りを放出。入眠時にはゆったりした呼吸でリラックスできる香り、起床に際しては瑞々しくリフレッシュできるポジティブな香りを放出させるといった具合ですね。これが「香」の要素。
そして「音」の要素として、入眠・起床に適したサウンドをスマホから選択できます。入眠時には雨や焚き火の音といったヒーリング系、起床の際は鳥の囀りのようなフレッシュサウンド。数十曲から選択できるほか、今後も定期的にアップデートで追加されていくそうです。
ちなみにこれらを操作できるスマホアプリでは、入眠と起床時間の設定のほか、光・香・音のカスタマイズが可能。好みや部屋の広さに合わせて、詳細な強弱を設定できます。
そんな「ブレインスリープ クロック」のキャンペーンは、2021年11月29日まで。クロック本体とアロマなどがセットになって、税込28,600円からの早割価格で先行販売が行われています。一般販売価格は50,000円前後するわけで、結構お高めなデバイスですね。しかし毎日の睡眠のクオリティが劇的にアップするなら、割安な投資なのかもしれません。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Makuake https://www.makuake.com/: https://www.makuake.com/
株式会社ブレインスリープ: https://brain-sleep.com/