2021.09.15 00:00 更新
2021.09.15 取材
自由でユニークな発想から生まれる、スタートアップの気になるガジェットをチェックする「次に来るモノ」。今回は、卓上サイズの本格派なマーブルマシーン「orb drop 4」を見ていきましょう。
規則正しく動き続ける機械を眺めるのって、結構楽しいと思いませんか。色んなギミックが連動しながら鉄球(マーブル)が循環する“マーブルマシーン”は、まさにそうしたアイテム。ちょうど今月に入ってから、Kickstarterにて「orb drop 4」なるマーブルマシーンのクラウドファンディングが始まっていたので、チェックしていこうと思います。
名前に“4”が入っていることでお分かりでしょうが、このアイテムはマーブルマシーン「orb drop」の第4世代モデル。歴代シリーズのプロジェクトを成功させてきた、アメリカのクリエイター・Spinpalが手がけるアイテムで、キャンペーン開始初日に目標金額を達成。新作を期待していた人も多かったんでしょう。
ちょうどウッドクラフトのようなパッケージになっていて、ウッドシートとプラスチックシートからパーツを切り出し、ネジやレールを組み合わせて完成させるDIYスタイル。完成後の大きさは卓上サイズですが、かなり本格派なマーブルマシーンが出来上がります。
全体は大まかに3つのトラックで構成され、鉄球は各トラックの間を昇降アームや漏斗を介して通り抜ける仕組み。最後は中央のスパイラルリフトですくい上げられ、また頂上から転がっていくという構造になっています。
ちなみにこの「orb drop 4」は、歴代シリーズの中でも最も長いトラックを備えたモデルなのだとか。それでいてキットは従来から複雑さが軽減され、組み立てがよりシンプルに。なおかつ破損しにくいよう改善されたそうです。また、トラックのカーブ部分には最適なバンクを設けたことで、ガードレールが不要になりました。より鉄球自体の姿を視認しやすくなったというわけですね。
なお、マシーンを駆動させているモーターは、側面のスイッチを押すだけでON/OFFが可能。電池駆動またはUSB給電で動作する仕様のようです。
さて、そんな「orb drop 4」のキャンペーンは、2021年10月30日21:00(日本時間/UTC+09:00)まで。出資額は99ドルからで、2022年1月の出荷を予定しています。DIYスタイルの製品らしく、内部に仕込めるLEDモジュールなどのオプションも追加できるようですね。
文: 編集部 絵踏 一
orb drop: https://www.orbdrop.com/
Kickstarter: https://www.kickstarter.com/