2021.09.22 19:00 更新
2021.09.22 取材
老舗・東映無線の店舗として、ジャンク通りで営業を行っている「東映ランド」の閉店が決まった。フラッシュメモリの品揃えで知られたショップで、来月末の10月31日(日)をもって閉店する。
格安SSDのセールやズラリと並んだフラッシュメモリを目当てに、足繁く通ったユーザーも多いであろう「東映ランド」(所在地:東京都千代田区外神田3-2-9 大矢ビル1階)が閉店することになった。ジャンク通りに2013年8月31日にオープンして以来、約8年間。10月31日(日)を最後に店舗営業を終了する。
今後は実店舗の営業から業態転換。同店の告知および取引先向けの案内によれば、12月1日より「Web SHOP TOEIランド」として業務を開始する予定という。その一方で、もう一つの店舗であるテクノハウス東映は、引き続き店舗営業を継続する。
「東映ランド」がオープンした2013年当時は、まだパソコンショップ東映(2016年5月閉店)や東映無線ラジオデパート店(2020年4月に統合)なども営業しており、以降しばらくは4店舗体制。その中でも同店は、USBメモリやSD/microSDカードなどのフラッシュメモリの取り扱いが多く、関連の新製品がいち早く入荷することでも知られていた。
さらにケーブルや充電関連のアクセサリなど小物系アイテムも多かったことから、「どちらかと言えばフラッと立ち寄って買い物をしていく人だったり、外国人観光客のお客が多くを占めていた」(同店関係者)という。そこにコロナ禍が直撃、名物だったフラッシュメモリも「売れ行きはコロナ以前の半分以下」(同)まで落ち込んでいたとのこと。コロナ禍の影響による閉店ニュースが続く中で、またもや惜しいショップが姿を消すことになった。
店舗オープンの準備中だった2013年当時の「東映ランド」の様子 |
なお、「東映ランド」では閉店の決定を受け、本日より「閉店セール」を開始。10月いっぱいをかけ、在庫一掃売りつくしの特価セールを行う。同店をアキバの巡回ルートに入れていたお馴染みのユーザーはもちろん、ご無沙汰だったという人もこの機会に足を運んでみてはいかがだろうか。
文: 編集部 絵踏 一/取材:Tawashi
東映ランド: https://www.gdm.or.jp/shop/2013/0828/42349