2021.11.11 12:00 更新
2021.11.11 取材
【第95回】暑さと寒さ、午前中に弱いアキバ取材班Bが、秋葉原のショップ店員にコッソリ聞いた、オススメの飲食店を紹介する「アキバのごはん」。今回は、アキバに降り立ってすぐにカレーが食べたくなった時(?)にピッタリな「SPICE FACTORY TFB秋葉原店」に行ってきます。
電車でアキバに向かいながら、まずはその日何を食べようかを考えるのですが・・・「今日はカレーモードだなぁ」という、絶対カレーじゃなきゃダメな日があります。そんな時に一刻も早くカレーを食べようと思ったら、ちょうどいいところに「SPICE FACTORY TFB秋葉原店」があるじゃないですか。JR秋葉原駅構内のフードコートTokyo Food Barにあるカレースタンドで、以前に「とんかつ 銀座梅林」が営業していた場所に陣取っているお店です。
オープンは今年の4月末でしたが、Tokyo Food Barに寄ること自体が久しぶりというのもあり、実は初めての来店。あまりお店の入れ替わりがない場所だっただけに、「銀座梅林」が閉店した時は驚きました。しかもまったくジャンルの違うお店になるとは。
それはさておき、早速お店の横にある券売機で注文しましょう。とりあえずスタンダードなものにしようと思っていたところ、“人気メニュー”として自己主張していた「揚げ物全盛りカレー」が気になって押してしまいました。お会計は税込1,100円。ライスは白米か雑穀米から選ぶことができるようですね。
ポチッたらすぐ「そのまま席でお待ちくださ~い」という店員さんの声。どうやら厨房内で注文が確認できるようになっているらしく、食券の受け渡しは不要です。出来上がりもディスプレイに番号が表示されるシステムになっていて、受け取りもスムーズ。空いている時間にスピーディに注文すれば、電車を降りて5分でカレーを食べ始めることも可能かもしれません。
実際ほとんど待たずに「揚げ物全盛りカレー」の出来上がり。早速席に戻って食べ始めるわけですが、思った以上にボリューム多め(普通盛り)で驚かされます。トッピングで注文できる揚げ物が“全盛り”になっていて、「三元豚かつ」と「鶏から」、「帆立のクリームコロッケ」が全部載っています。これは食べごたえがありそうですね。
カレーの方はベーシックメニューの「SPICEカレー」がベースになっているようで、その名の通りスパイスが香るちょっと辛めな味わいです。サラリと粘度は低めで、辛いけど美味しい、美味しいけど辛い、そんな感じ。とんかつはそれほど厚みはないですが、カリッと揚がった衣の食感もよく、肉も十分な存在感。どちらかと言えば竜田揚げのような鶏からは、ジューシーで食べごたえもあります。普通盛りなのに重たく感じるくらいのボリュームですよ。
しかし辛い物にやや弱めな自分にとっては、ちょっと辛みが強いかな?という印象でした。それをガラリと変えてくれたのが、帆立のクリームコロッケ。柔らかく甘めな味わいがスパイスの尖った辛さを帳消しにしてくれて、かなり食べやすい感じに。味のマッチングも最高で、これは鉄板トッピングじゃなかろうかと思った次第。いやぁ、なかなか楽しめました。
さて、そんな「SPICE FACTORY TFB秋葉原店」の営業時間は、平日が7:00~22:45、土日が7:00~21:45まで。さすがに駅構内のお店だけに、かなり早めの時間からやっていますね。月曜日は「三元豚かつカレー」(880円)が80円引きのサービスメニューになっているので、月曜日はそちらが鉄板になるでしょうか。キーマカレーとの「あい盛カレー」も美味しそうで気になります。
文: 編集部 絵踏 一