2021.11.18 18:00 更新
2021.11.18 取材
ドスパラブランドを展開する株式会社サードウェーブ(本社:東京都千代田区)は、秋葉原においてノートPC 2モデルの新製品内覧会を開催。「所有する愉しさ」と「快適な操作感」にこだわった14型フルHD液晶ノートのTHIRDWAVE「F-14TG」とraytrek「X4-T」を発表した。
ビジネス向けからハイエンドなゲーミングモデルまで、幅広いニーズに合わせたラインナップを揃えるドスパラ。近頃では性能やデザイン、価格の追求でしのぎを削るノートPC市場だが、「使い易さにこだわり、お客様の環境にあったオリジナリティのある製品を提供したい」(マーケティング統括本部長 佐藤氏)との思いから誕生したのが、今回発表された2シリーズだ。
まず注目したのは本体重量。14型クラスのノートPCといえば、持ち運びを考慮した軽さが求められていたが、コロナ禍においてテレワークが主流となる中、家庭や職場など使用する場所が限定されている点に着目。軽さに主眼を置いた設計を見直し、長時間使っていても疲れないキーボードやリモートワークで必要なカメラ、家庭で使っても飽きないカラーデザインにこだわったという。また、金属製筺体を採用する天板は、見る角度により光の反射が変化するトリニティ・ストライプヘアライン加工が施されている。
筺体はサードウェーブ「F-14TG」とraytrek「X4-T」を共通とすることで開発費を削減。CPUやストレージ、液晶ディスプレイなど使用目的に応じて仕様を変更する事で、2シリーズを差別化。今後もさまざまなカスタマイズを施した製品群を展開していく。
THIRDWAVE「F-14TG」は、一般ユーザー向けとされる14型フルHD液晶ノート。満足度と質感の向上を目指し、カラーはスタンダードなラピスブルーとSAKURA(限定色/SSD 512GBのみ)をラインナップする。
キーボードは「コンテンツ製作の道具であり筆記用具の側面もある」という思想を軸に、多くの人が慣れ親しんだ日本語85キーJIS配列準拠の19.6mmピッチを採用。角度のない等サイズキートップや「逆T」配置の方向キー、電源ボタンの位置、打鍵時の快適なたわみ感やしなやかさなど、快適な打ち易さにこだわった。
その他基本スペックは、CPUがIntel Core i5-1135G7(Tiger Lake/4コア/8スレッド/2.40GHz-4.20GHz)で、内蔵グラフィックはIntel Iris Xe Graphics。その他、DDR4 16GBメモリ(PC4-25600/8GBx2/SO-DIMM)、256GBまたは512GB SSD(NVMe M.2)、ネットワークはIntel Wi-Fi 6 AX201(IEEE802.11ax)無線LAN、Bluetooth 5.1。さらに2ポートのThunderbolt 4 Type-CやUSB3.2 Gen.1 Type-A×1、USB3.2 Gen.2 Type-A×1、HDMI1.4a×1を備える。外形寸法は幅323.5mm、奥行き219.5mm、高さ18.9mm、重量約1.5kg。
SSD 512GBモデルでも税込み104,980円と学生や20代~30代のサラリーマンにも買いやすい価格設定となっている |
「X4-T」はクリエイター向けブランドraytrekの新モデル。ベースは「F-14TG」と同一ながら、液晶ディスプレイは15.6型フルHD(1,920×1,080ドット)で、色域はsRGBカバー率約99%(sRGB比約100%)。カラー表示に正確性を求めるクリエイター仕様となるほか、屋外でも使いやすい非光沢ワイドタイプを採用する。また、イラスト・マンガ・アニメーション制作アプリ「CLIP STUDIO PAINT」やWacomペンタブレット主要モデルの動作も検証済みなどクリエイター向けモデルならではの特徴を備える。
基本スペックは、CPUがIntel Core i7-1165G7(Tiger Lake/4コア/8スレッド/2.80GHz-4.70GHz)で、内蔵グラフィックはIntel Iris Xe Graphics。その他、DDR4 16GBメモリ(PC4-25600/8GBx2/SO-DIMM)、512GB SSD(NVMe M.2)。その他の仕様は「F-14TG」と同じ。カラーラインナップはシックなブラックときらびやかなローズゴールドが選択できる。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
株式会社サードウェーブ: http://info.twave.co.jp/