2021.11.25 12:00 更新
2021.11.25 取材
【第97回】暑さと寒さ、午前中に弱いアキバ取材班Bが、秋葉原のショップ店員にコッソリ聞いた、オススメの飲食店を紹介する「アキバのごはん」。今回は、独特な味わいのスリランカカレーを食べるため「ニコニコ まぜ麺&カレー」に行ってきます。
アキバはカレーの激戦区と言われるだけあって、実にたくさんのカレー店があります。個人的にカレーが大好きなので毎週どこかでカレーを食べているわけですが・・・あまり馴染みのないスリランカカレーが食べられるお店があると聞いて、須田町方面に来ていました。いまは神田に移転した「カレーノトリコ」があった場所で営業している、「ニコニコ まぜ麺&カレー」です。最近は都内でも、こうしたスリランカカレーが食べられるお店が増えているらしいですね。
お店の名前はあまりスリランカっぽくないですが、外にスリランカカレーのメニューが貼られているのを横目に入店。スリランカ人の方なんでしょうか、まだ若いご店主に声をかけて早速注文です。20時過ぎくらいの遅い時間だったため、チキンはお終い。そこでスリランカカレーのメニューから、羊肉を使った「マトンカレー」を注文することにしました。お会計は税込1,000円ちょうどです。
お店の中には先客が二人。だいぶ賑やかな場所からは離れていますが、その後立て続けにお客が入ってきたあたり、カレー愛好家には知られたお店なのかもしれません。そして10分待ったかどうか、というタイミングで「マトンカレー」が運ばれてきました。
スリランカカレーを食べるのは初めてだったのですが、すごく色鮮やかだなぁというのが第一印象。眺めているだけで、ちょっと楽しくなってきますね。なお、たいてい食べる前に無意識で「こういう味だろう」というものを想像して口に運ぶのですが、今回はだいぶその予想と違った感じで面白かったです。
まずマトンと一緒にカレーをぱくり、これがスパイシーで結構辛めな感じ。あまり辛いのが得意ではないので、ちょっと自分には厳しいかな・・・などと思いつつ黄色い方の豆カレー(パリップ)を食べると、こちらはマイルドでかなり甘め。ジェットコースターみたいな味の振れにびっくりします。
そしてスリランカではありふれた食材というビーツ(紫色のやつです)は、これまた甘めの味付け。さらにカレー炒めのような見た目をしたキャベツの蒸し炒め(マッルンというらしいですが)は、ココナッツミルクなどをたっぷり使っているらしく、やはりまったりした甘さが。途中でモルディブフィッシュのふりかけを合わせたりしつつ、スパイシーなカレーに戻った頃には、最初の辛さがあまり気にならなくなっていました。
なんだか不思議な気分にとらわれつつ、順番を変えたり混ぜたりしながら食べていたら、知らぬ間に完食。スリランカカレーは(地理的には近いけど)インドカレーとは全然違うよ、とは聞いていましたが、全然違う食べ物でしたね。
さて、そんな「ニコニコ まぜ麺&カレー」の営業時間は、昼の部が11:30~15:00、夜の部が17:30~21:00まで。ちなみにこのお店はスリランカカレーだけでなく、「ポタージュカレー麺」のような“まぜ麺”も色んな種類が食べられます。次の機会はそっちを食べてみようかな・・・などと、神田ふれあい橋を渡りながらの帰り道に考えていました。
文: 編集部 絵踏 一
ニコニコ まぜ麺&カレー: https://mobile.twitter.com/nikonikomazemen