2022.03.02 08:00 更新
2022.03.02 取材
ゲーム機で遊んでいると、こんな機能やアクセがあったらもっと便利なのになぁ・・・と考える時が結構あると思います。そうしたニーズを純正アクセで全部すくい上げるのは難しいわけですが、クラファンのスタートアップには、そうしたアイデアを具現化したガジェットがたくさんあったりします。
特に人気があるのは、やはりNintendo Switch系のアクセサリ。ただいまKickstarterでプロジェクトが進行中の「G-Case」もその一つ、現時点で目標額の約2,500%を調達するなど注目を集めています。香港の開発チーム・Plenboが手がけたアイテムで、どことなくガンダムっぽさ漂うデザインもいい感じですね。
「G-Case」を端的に説明すると、超多機能なバッテリー内蔵グリップと言ったところ。Nintendo Switchの弱点を解消したり、かゆいところに手が届く便利機能のアレコレが複数盛り込まれています。もちろん新しい有機ELモデルでも使えますよ。
ちなみに携帯モードでプレイすることも多いSwitchは、バッテリー駆動時間が約4.5~9時間(旧モデルは約2.5~6.5時間)ほど。それなりに立派だとは思いますが、ヘビーユーザーにとっては多少不安かもしれません。バッテリー残量を気にしながらプレイするのも、ゲームに集中できないのでイヤですよね。
その点で「G-Case」は背中に5,000mAhのバッテリーを搭載しているので、駆動時間を最大5時間も延長可能。しかもバッテリーは交換できるモジュール式、予備を用意しておけばさらに安心というわけです。
さらに両端のグリップは3サイズあり、好みに合わせて交換できます。しかもグリップの内側にはカードスロットが内蔵されていて、左右のスロットと本体分を合わせれば、合計3つのゲームが持ち歩けるということに。別途カードケースを用意する必要はないかもですね。
そしてグリップ部分を含む左右ユニットは、Joy-Conごとスライドして取り外しが可能なんです。本体にはスタンド機能も備えているので、テーブルモードのプレイが捗りますね。
また、アドオンでBluetooth 5.0機能を追加できる点もグッド。低遅延なaptX LLコーデックが利用できるので、ワイヤレスイヤホンを繋いだ時のレイテンシを40msに抑えることができます。2つのイヤホン・ヘッドホンを同時に接続することもできたりと、Switch本体のBluetooth機能(SBCコーデックのみ)より優秀かつ実用的ですね。
そのほか、セットプランやアドオンで選択できる「OneDock」も要チェック。純正ドックを代替するコンパクトなドックで、デザインも共通でカッコいい。ほかにワイヤレスコントローラを接続するためのアダプタなど、色んな周辺アクセが用意されているようです。
さてそんな「G-Case」のプロジェクトは、2022年3月12日23:59(日本時間/UTC+09:00)まで。「G-Case」本体のみの早割は540香港ドル(約8,000円)から、「OneDock」やキャリーケースを含め一式がセットになった「Family Pack」は、1,320香港ドル(約19,500円)からのプランが用意されています。発送は6月予定とのこと。超多機能なフルアーマーSwitchに進化させたい人は要チェックでしょう。
文: 編集部 絵踏 一
Kickstarter: https://www.kickstarter.com/