2022.03.30 00:00 更新
2022.03.30 取材
工具系のクラファンは日頃からそれなりに出ているのですが、その中でも今回チェックしていく「T1 Tomahawk」のイカツさはトップクラス!見た目からして頼もしいプロ向けツール、その正体はガチすぎる機能を備えたデジタルメジャーです。
以前にも、角材の長さを瞬時に測れるオートメジャー「M1 Caliber」で大成功を収めたREEKONのプロジェクト。その成功を再現するように、今回の「T1 Tomahawk」も現時点で目標額の16,000%超えを達成しているというからビックリですよ。正直なところ自分では使いこなせない類のツールではありますが、なぜかこういう工具を見るだけでワクワクしてくるから不思議ですね。
リーダーのようなグリップしやすい形状で、重さは貫禄の約767g。ただしこの手のプロ向け工具の中では軽めな部類で、10mのアナログメジャーと同じくらい。むしろ握りやすい分扱いやすく感じるかもしれません。見た目通りの衝撃吸収設計で、1m高から落としてもへっちゃら。現場でラフに使える頑丈さを備えています。
そしてデジタルメジャーですから、トップには計測した長さを表示する有機ELディスプレイを搭載。さらに左サイドには、測定値のリストを表示する電子ペーパーによるE-Paperディスプレイも搭載するという、デュアルスクリーン仕様になっています。もちろん計測テープ(ブレード)を含め、複数の測定単位切り替えが可能。内蔵センサーによるセルフキャリブレーションにも対応しています。
さらに位置合わせやマーキングに便利な、強力な緑色のレーザーマーカーを内蔵。マーカーは左右に90mmまで伸ばすことができるので、周辺の構造物を絡めた位置決めに重宝しそうです。設定した長さに達するとマーカーが点滅する、見た目にもカッコいいターゲッティングモードも備えています。
そのほか、計測した長さを足していく累積表示だったり、内枠などを測る際に便利なメジャー本体込みの長さを表示する機能、開口部の中心距離を表示する機能などもアリ。メジャーにとって欲しい機能が山盛りで搭載されている感じですね。
それとデジタルメジャーとしてある種定番と言える、スマートフォンアプリとの連動機能も搭載。メジャー本体はBluetoothに対応していて、「REEKON ROCK」アプリを使ってリアルタイムに計測値を記録することができます。その一方で、左右にペンホルダーを取り付けられるアナログな配慮もあり。デジタルで記録しつつ、本体を傾けてグリグリやるだけで計測対象にペンでマーキングができるというわけです。
なお、電源はイマドキなデバイスらしくType-CによるUSB充電式で、バッテリーは交換可能。数日使えるライフがあるそうですが、予備のバッテリーがあればいざというときも安心でしょう。
さてそんな「T1 Tomahawk」のプロジェクトは、2022年5月21日21:45(日本時間/UTC+09:00)まで。199ドルからの早割が選択できて、「M1 Caliber」とのバンドルプランなども用意されているようです。発送は全世界対応で到着は12月予定。やはり一般のDIYより、プロが使う業務用ツールとして活躍してくれそうな気がします。
文: 編集部 絵踏 一
Kickstarter: https://www.kickstarter.com/