2022.04.13 00:00 更新
2022.04.13 取材
本棚のスキマから覗く別世界、ちょっと興味が湧きませんか。ただいまKickstarterでキャンペーンが進行中の「Cyberpunk Mini Alley」は、まさにそうした遊び心をくすぐるステキなアイテム。すでに約800%の資金を調達してプロジェクトは大成功、製品化が決まっています。
米ペンシルバニア州にあるデザインスタジオが手がけたガジェットで、名前を直訳すれば“サイバーパンクなミニ路地”といったところ。ちょっと太めな辞典くらいの大きさがあり、細長い内部にはジオラマのようなサイバーパンク風の路地が詰め込まれています。
同スタジオは2019年に同様の本棚ジオラマを初めて製品化しており、今回はその最新作という位置付け。完成には30以上の試作品を制作し、2年以上の期間をかけたとか。各パーツはレーザー彫刻でメープル材から切り抜かれ、手作業で組み立てや塗装が施されています。
メインのオブジェクトが異なる3種のバリエーションがあり、自販機が置かれた「Vending Machine」、アーケード筐体を配置した「Retro Arcade」、怪しげな培養カプセルがある「Capsule」からチョイス可能。覗き込むとさらに奥まで路地が続いているように見えますが、これは斜めに配置したミラーでうまく反射させているからですね。
「Cyberpunk Mini Alley」にはユニークなアドオンが複数用意されており、自販機やアーケード、カプセルといったメイン級のオブジェクトも追加が可能。さらに自販機の側面を飾るスクリーンや路地に転がるゴミ箱、ネオン看板、動物(犬、猫)、提灯(Japanese Lantern)、ポスターステッカーなどなど、大小かなりのバリエーションがあります。あちこちに日本語が目立つのは、サイバーパンクの原風景が日本のネオン街にあるからでしょうかね。
なお、全体の大きさは幅9cm、奥行き20cm、高さ24cm。無垢なメープル材の外装を飾るアートカバー、天井を塞ぐトップカバーもラインナップしています。怪しく光るライティングのための電源は、単3電池×4またはACアダプタから選べますよ。
さて、そんな「Cyberpunk Mini Alley」のキャンペーンは2022年5月6日00:00(日本時間/UTC+09:00)まで。支援額219ドル(約27,000円前後)からの早割が選択可能で、2022年7月の発送を予定しているようです。こういう遊び心のある男の子好きするオブジェクトは、何歳になっても心惹かれるものがありますね。
文: 編集部 絵踏 一