2022.04.25 10:44 更新
2022.04.25 取材
PC-6000シリーズとMSXの両方に対応する、FM音源搭載のFlash ROMカートリッジ「似非P6ROM」の取り扱いが家電のケンちゃんで始まっている。技術系サークル「にがHP」が手がけた同人ハードウェアで、価格は税込15,840円。
カードエッジがPC-6000シリーズとMSXの両機種共用になっており、両方の環境で使えるよう設計されたFM音源カートリッジ。それぞれの環境を自動で認識して互換カートリッジとして機能するため、使用機種を切り替える際に特別な操作は必要ない。
FM音源チップとして「YM2612(OPN2)」を搭載し、ソフトウェアを用意すればステレオで発音させることが可能。同じく実装されている合計4MbitのFlash ROMについては、独立した1Mbit×4バンクのMegaROMとして利用できる。
対応機種は、PC-6000系がPC-6001/mkII/mkII SR、PC-6601/SR。MSX系はMSX/MSX2/MSX2+/MSXturboR。ただし両機種対応の実験的カートリッジのため、PC-6000シリーズ純正のFM音源カートリッジとの互換性がない、CASIO機には非対応、MSX-MUSIC(OPLL)と本機のFlash ROMを同時利用できないなど、使用に際しては諸々の制約がある。
文: 編集部 絵踏 一
家電のケンちゃん: https://www.gdm.or.jp/shop/2017/0101/193926