2022.06.03 12:31 更新
2022.06.03 取材
秋葉原UDX向かい、アキバ田代通り沿いで長く営業を行ってきたモバイルアクセサリの老舗店「イケショップ」が6月26日(日)をもって閉店することが決まった。
かつてMacintosh関連やPDAの販売などで知られ、モバイルの聖地として親しまれた「イケショップ」の名前が復活を果たしたのは2010年のこと。それ以降、中央通りへの移転などを経て現在地に落ち着き、12年以上に渡り営業を続けてきた。
アキバ田代通り沿いにあった旧店舗が老朽化した際は、中央通りへ移転。その後旧店舗のすぐ近くにある現在地に移ってきた |
同店関係者によれば、閉店理由は店舗ビルの契約満了と建て替えによるもの。並行して新店舗の移転先探しも進められていたようだが、「なかなか条件が合う場所が見つからなかった」(ショップ)とのことで、やむなく閉店という運びになった。
また、「コロナ禍の影響で店舗の売上が大幅に落ちており、実店舗の営業継続に限界を感じていた」という理由もあったようだ。現時点で新店舗をオープンさせる予定はないものの、「今後条件に合う物件が見つかれば検討するかもしれない」としている。
ただし通販は今後も営業を継続、引き続き同店取り扱いのモバイルアクセサリを直販サイトで購入することができる。
ひと目で見渡せる店内には、ユニークなケーブルや充電器、モバイルバッテリーなどのモバイルアクセサリのほか、豊富なGoProアクセサリを隙間なく展開。一時期はコアなファンが多かった「モバイルプラザ」が“ショップインショップ”として合流していた時期もあり、モバイル端末やガジェット愛好家なら、一度は通ったことがあったはず。コロナ禍も一服しつつあり好調な業種もある秋葉原において、また老舗のショップが姿を消すことになった。
なお同店では、閉店日の6月26日(日)まで表示価格から30~50%オフの閉店セールを実施中。「50%オフの品には半額シールを貼っているので、それ以外はすべて30%オフで販売している」とのこと。話題になった「オートオフケーブル」など注目アイテムも入荷しており、興味のある人やガジェットマニアはぜひ期間中に足を運んでみよう。
文: 編集部 絵踏 一
イケショップ: https://www.gdm.or.jp/shop/ikeshop/