2022.06.06 10:59 更新
2022.06.06 取材
Bluetooth接続に対応した真空管搭載のプリメインアンプ「MT-35MK2 PLUS Bluetoothエディション」がCayinブランドから発売。e☆イヤホン秋葉原店本館にて税込170,770円で販売されている。
真空管搭載の高級アンプで実績のあるCayinブランドから発売された、プリメインアンプの新製品。NOSのGE製5BK7A×3を電圧増幅と電源整流に使用するほか、Electro-Harmonix製のEL34EH×4による真空管ならではの“ピュアで穏やかなサウンド”を特徴とする。また、ボーカルや弦楽器に最適という三極管モード(18W+18W)と、エネルギッシュな音楽に向いているというウルトラリニアモード(35W+35W)のデュアルモード切り替えに対応している。
さらにQualcomm製SoCのCSR8675を内蔵し、Bluetooth 5.0によるワイヤレス入力をサポート。ショップによれば「真空管の使い方を熟知している一流メーカーから、こうしたBluetooth対応モデルが出るのは珍しい」とのこと。コーデックはapt-X、apt-X HD、apt-X Low latency、AAC、SBCに対応している。
また、I/V変換とライン増幅駆動用として、低ノイズ・低歪みを特徴とするオーディオ用オペアンプOPA1662を実装。DACチップはESS製ES9018K2M SABRE32を搭載し、-120dBのTHD+Nと127dBのダイナミックレンジに対応する。なお、DAC用の電源には低ノイズ志向のLDO「LM27762」が独立して組み込まれ、高い整流効率とS/N比を実現しているという。
そのほか、主な仕様は周波数特性8Hz~55KHz(-3dB)、THD 1%(1kHz)、S/N比89dB、入力感度300mV、入力インピーダンス100kΩなど。入力はBluetoothおよび3系統のRCAで、出力インピーダンス4Ωおよび8Ω端子を搭載、幅広いスピーカーに対応する。
文: 編集部 絵踏 一
e☆イヤホン秋葉原店本館: https://www.gdm.or.jp/crew/2021/0422/389607