2022.06.22 00:00 更新
2022.06.22 取材
よく目にする「一般的な家電をスマート家電にする」系のアイテムは、スマートリモコンタイプが多いと思います。複数のリモコンコードを登録してリモコン機能を集約、スマホから操作できるようにするというやつですね。ただしこの手のタイプは、そもそもリモコンで操作する家電にしか使えません。普通のスイッチしかない家電は、結局買い換えないと無理なのか・・・。
という向きに、ピッタリなスマートガジェット「Fingerbot Sense」がKickstarterでキャンペーン中です。機能はスイッチをON/OFFするだけという、超シンプルな割り切り仕様。いやー、ホントこういうのでいいんですよ。ちなみにプロジェクトの方は目標額600%以上の資金を調達し、すでに製品化が決まっています。
さて「Fingerbot Sense」はスイッチを押すことだけに特化しているわけですが、一口にスイッチと言っても色んなタイプがありますよね。そのために「Fingerbot Sense」にはモジュラーアーム設計が採用されていて、スイッチのタイプに合わせて柔軟に対応できるように考えられています。
具体的には、シンプルに押して戻るだけの「ストレートアーム」、ロッカースイッチの押し下げと引き戻しが可能な「ロッカーアーム」、リングを備えたトグルスイッチ用の「トグルアーム」という3種類のアームを用意。「ロッカーアーム」は強力な粘着シートでスイッチに貼り付いていて、しっかりスイッチの戻しが可能です。
そしてスイッチを押す動作も複数のモードから設定可能。シンプルに押して戻る「スイッチモード」のほか、定期的にスイッチ・ボタンを押す「プログラムモード」、任意の押下時間を設定できる「マルチステートモード」といった具合です。
手をかざすだけでスイッチをON/OFFできる「タッチレスコントロール」にも対応していて、オプションの「HomeHub」を組み合わせれば音声コントロール(Siri/Alexa/Google アシスタント)にも対応OK。タイマー・スケジュール設定や複数機のグループ設定も可能と、およそスイッチを押すことに関しては、かなりハイレベルな機能性を備えているようです。
そんな「Fingerbot Sense」のキャンペーンは、2022年8月6日23:00(日本時間/UTC+09:00)まで。汎用性に優れるBluetoothモデルと、(「HomeHub」が必要ながら)より接続が安定する短距離無線通信のZigbeeモデルをラインナップ。支援額のプランは25ドル(約3,400円前後)からとお手頃です。
なお個人的な話をすると、ロフトで寝起きしているのに照明のスイッチは梯子で下に降りた場所にしかない・・・という物件に住んでいたりします。でもコレがあれば頭上の照明もスマート家電化するんだよなぁ、などと考えながらプロジェクトページを眺めていました。
文: 編集部 絵踏 一
Kickstarter: https://www.kickstarter.com/