2022.06.24 10:36 更新
2022.06.24 取材
容量を8リットルに抑えたASRock Incorporation(本社:台湾)のコンパクトベアボーンキット「DeskMeet」シリーズの国内発売が本日6月24日より予定通り開始された。
「DeskMini」シリーズに比べるとサイズは大きくなっているが、その分拡張性が大幅に改善。さらに電源容量も500Wに拡張され、グラフィックスカードを搭載できるようになった |
長さが200mmまでという制限はあるものの、2スロットサイズのグラフィックスカードに対応。さすがにハイエンドモデルは厳しいものの、AMDならRadeon RX 6600やRadeon RX 6400、NVIDIAならGeForce RTX 3050やGeForce GTX 1600シリーズなどを選択でき、フルHDクラスの液晶ディスプレイとの組み合わせなら十分なゲーム性能を実現できる。
入荷ショップの多くではモックアップの展示も行われており、実際のサイズを確認することができる |
またコンパクトベアボーンキットらしく、CPUクーラーの高さが54mmまでに制限されている点には注意が必要。基本的にはリテールクーラーが使用できるが、冷却性能や静音性を考慮し、Noctua「NH-L9」シリーズとの組み合わせを勧める店員もいた。
内部フレームはスライド式で引き出すことができるため、組み立てはとても簡単だ |
製品ラインナップは、第12世代Intel Coreプロセッサに対応するIntel B660チップセットの「DeskMeet B660」と、Ryzenシリーズに対応するAMD X300チップセットの「DeskMeet X300」の2モデル展開。ちなみに販売を予定しているショップでは「DeskMeet B660」のほうが人気になるだろうとの声が多く、実際の入荷量も多めにしているとのこと。
「DeskMeet B660」と「DeskMeet X300」では、対応CPUとチップセット以外にもバスインターフェイスやM.2スロット数に違いがある |
取材時点で入荷を確認したのはパソコンSHOPアーク、オリオスペック、ツクモパソコン本店、TSUKUMO eX.、ドスパラ 秋葉原本店、パソコン工房 秋葉原 BUY MORE店で、オリオスペックでは、TDP35Wの省電力CPU「Tシリーズ」とのセット販売も実施中。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
ASRock Incorporation: http://www.asrock.com/