2022.06.29 00:00 更新
2022.06.29 取材
焚き火を眺めていると癒されるといいますが、似たようなリラックス効果を手軽に卓上で得られそうなガジェットをKickstarterで見つけました。宙に浮いた石がクルクル回転し、緑色の炎に包まれている不思議。今回はその「Myconos」をチェックしていこうと思います。
なお6月半ばに始まったキャンペーンは、早々に24時間以内に目標額を調達してプロジェクト成立。現時点で240%以上の支援を集めているようです。
「Myconos」は台座になる大きな石と、その上で回転する小さな石で構成。いずれも天然の大理石が使われていて、宙に浮く仕掛けにはマグネットによる磁気浮上が用いられています。まぁ宙に浮く系はたいてい磁力を使っていますよね。
そして石が緑色の炎に包まれているのは、よく見ると台座に内蔵されたマイクロノズルから燃料のバイオエタノールが射出されているから。石の回転により表面全体に均等に燃料が塗布される仕組みで、コントロールボタンにタッチすると(やはり台座上から)火花が散って着火。そのまま回転しながら燃える石を眺めて楽しむというガジェットです。
ちなみに「Myconos」は2つの動作モードがあって、浮遊して回転するだけの“First mode”と、回転しながら燃える石を楽しむ“Second mode”を選択可能。台座には50mlのタンクが内蔵されており、石を燃やす場合は事前にバイオエタノールを充填しておく必要があります。持続時間は満タンで約1時間ほど。燃料射出の電源には12V/1AのAC電源(ケーブルはマグネット脱着)を使用します。
小さい石は台座に載せるだけでフワリと浮いてくれて、強力な磁力のおかげでちょっと押した程度では台座から外れることはありません。なお、もし何かの拍子で石が脱落した場合は自動的に燃料の射出が止まるので、燃料が撒き散らされる心配は無用です。
さてそんな「Myconos」のキャンペーンは、2022年7月28日1:17(日本時間/UTC+09:00)まで。250mlのバイオエタノールを含む必要な一式が揃った超早割は、179ユーロ(約25,700円前後)からのプランが用意されています。(円安のせいもあって余計に高めに感じますが)一日の終わりにこういうアイテムでリラックスできれば、次の日を気持ちよく迎えられるのかもしれませんね。
文: 編集部 絵踏 一
Kickstarter: https://www.kickstarter.com/