2022.07.07 06:00 更新
2022.07.07 取材
最近は弁当箱サイズの炊飯器が登場したり、弁当族を取り巻く環境はかなりよくなっている気がします。炊飯まではちょっと、という向きにはヒーターを内蔵した電気弁当箱などがあって、やはり中身をしっかり温めて食べることができるわけです。いまや弁当は、必ずしも冷たく侘しいものではないということですね。
そんな弁当箱の進化をさらに突き詰めた、やたらとハイテクな「SunnySide」なるアイテムをKickstarterで発見。謎のソーラーパネルを搭載した1.1リットルのお一人様サイズで、プロジェクトページを見てみると、思った以上にスマート機能が満載で驚かされます。現時点で目標額1,400%の資金を調達、注目度はなかなかのものですね。
“革新的なキッチンギア”と呼称する「SunnySide」は、IH方式(電磁誘導加熱)により最大75℃までの加熱が可能とのこと、もう簡単な調理ができるレベルの火力です。電源は容量10,000mAhの内蔵バッテリで、天板にはバッテリを充電可能なソーラーパネルを搭載。ソーラーパネルを備えたスマートランチボックスは世界初らしいですが、そりゃそうだろうという気がしますね。
分厚い断熱設計や3基のファンなどで構成されるボックスは、温度を最大20時間キープすることが可能。そして加熱だけでなく冷却もこなせる万能ぶりで、いわく“温かいスープからアイスクリームまで”を持ち歩ける機能を備えています。
さらに「SunnySide」はBluetooth 5.0の通信機能に対応していて、スマホアプリから簡単なモード選択による温度制御も可能。アプリは他にもバッテリ残量を警告してくれたり、オススメのレシピや消費カロリーの追跡機能も備えているとか。それに加えて内蔵バッテリはスマホやノートPCの充電にも使えるという、モバイルバッテリとしての側面も。なんだか元が弁当箱の話をしていたのを忘れそうな気がします(笑)。
そしてこれだけスマート機能を搭載していながら、食洗機に放り込んで洗えるという点も素晴らしい。たいていの(ヒーターを内蔵しているだけの)電気弁当箱は丸洗いできない場合がほとんどなので、機能に加えて使い勝手の面でもかなり優秀と言えるでしょう。
さてそんな「SunnySide」のキャンペーンは、2022年7月21日16:59(日本時間/UTC+09:00)まで。支援額は45%オフで購入できる69ドルからのプランが用意されていて、発送は10月を予定。いかにもランチボックスな5色のカラバリをラインナップしています。
文: 編集部 絵踏 一
Kickstarter: https://www.kickstarter.com/