2022.07.27 16:00 更新
2022.07.27 取材
Thermaltake Technology(本社:台湾)の「2022 Thermaltake Expo July」メディア向けオンライン発表会レポート第2弾は、NVIDIAの次世代グラフィックスカードで採用すると言われている、PCI Express 5.0の16pin電源コネクタを搭載した電源ユニット「Toughpower SFX」シリーズなど、PCケース以外の製品を紹介していこう。
「Toughpower SFX」シリーズ |
「Toughpower SFX」シリーズは変換効率87%以上を実現した80PLUS GOLD認証電源ユニット。ケーブルは必要なもののみ接続するフルモジュラー方式で、電源規格はATX 3.0とPCI Express 5.0に準拠。16pin電源コネクタなら最大600Wまでの給電ができる。
コンデンサは日本メーカー製105℃コンデンサを採用し、DC-DCコンバーターと低リップルノイズ設計により、電圧の変動は±2%以下、リップルノイズは30mV以下を実現。これにより、長期間安定した動作を可能にしている。
1,000WモデルのみSFX-Lフォームファクタのため若干サイズが大きい点には注意が必要 |
電源容量は750W、850W、1,000Wの3モデル。冷却ファンは850W以下が90mm FDBファン、1,000Wは120mm FDBファンで、低負荷時にファンの回転を停止する「Smart Zeroファンモード」を搭載。フォームファクタは850W以下はSFX、1,000WモデルはSFX-Lで、製品にはATXブラケットが付属するため、標準的なタワー型PCケースにも対応する。
グローバル市場向け発売は2022年第4四半期予定、市場想定売価は750Wが159.99ドル、850Wが179.99ドル、1,000Wが234.99ドル、製品保証は7年間。
「Toughpower iRGB Plus」シリーズ |
「Toughpower iRGB Plus」シリーズはPCI Express 5.0とATX 3.0に対応する80PLUS TITANIUM認証のATX電源ユニット。電源容量は1,250Wと1,650Wの2モデルがラインナップする。
冷却ファンには18灯のアドレサブルRGB LEDを備えた140mmファン「Riing Duo 14 RGB」を採用し、「RGB PLUS」や「NEON MAKER」を使い、イルミネーションを細かく制御可能。また低負荷時にファンの回転を停止する「Smart Zeroファンモード」や、消費電力をリアルタイムに表示する「Smart Power Management」などの機能を備える。
こちらもコンデンサは日本メーカー製105℃対応品で、DC-DCコンバーターと低リップルノイズ設計を採用。グローバル市場向け発売は2022年第4四半期予定、市場想定売価は1,250Wが379.99ドル、1,650Wが449.90ドル、製品保証は10年間。
「Toughpower GF3」シリーズ |
「Toughpower GF3」シリーズはPCI Express 5.0とATX 3.0に対応する80PLUS GOLD認証のATX電源ユニット。電源容量は750W~1,650Wまで計5モデルがラインナップする。
冷却ファンは1,200Wモデルまでが135mm流体軸受ファン、1350W以上が140mm油圧ベアリングファンで、低負荷時にファンの回転を停止する「Smart Zeroファンモード」を搭載。コンデンサは日本メーカー製105℃対応品で、DC-DCコンバーターと低リップルノイズ設計を採用する。
グローバル市場向け発売は2022年第3四半期予定、市場想定売価は750Wモデルが159.99ドル、850Wモデルが179.99ドル、1,000Wモデルが219.99ドル、1,200Wモデルが249.99ドル、1,350Wモデルが259.99ドル、1,650Wモデルが369.99ドル。なお3シリーズとも国内発売日や市場想定売価は現時点で未定だ。