2022.08.30 12:19 更新
2022.08.30 取材
セガ・マークIIIなどのROMカートリッジからプログラムデータを吸い出すことができる「SG-Mk3 ROM Reader for MSX」が家電のケンちゃんにて取り扱い開始。技術系サークル「にがHP」による同人ハードウェアで、税込2,750円で販売されている。
SG-1000やセガ・マークIIIのROMカートリッジをMSXに接続し、プログラムデータを吸い出すことができるカードエッジ変換基板。初期SG-1000のゲームROMからセガ・マークIIIのMegaROMまで対応するほか、SC-3000 BASIC-LEVEL II/IIIの吸い出しも可能という。
吸い出したゲームやROMファイルは、MSX本体のメモリにロードしてプレイすることが可能。セガ・マークIIIのMegaROMファイルは、同サークルからリリースされているFlashROMカートリッジ「似非SGROM」でロードしてセガ・マークIII実機で遊ぶこともできる。
対応機種はMSX/MSX2/MSX2+/MSXturboR、SG-1000/SC-3000/セガ・マークIII用ROM カートリッジ。なお、50pカードエッジコネクタを追加実装することで、海外版SMSのMegaROMを吸い出すことも可能とのこと。
また、セガ・マークIIIにFM音源(OPLL)を内部増設するための改造キット「SG-MK3 OPLL増設基板」の最新バージョンも同時に入荷。同じく「にがHP」による同人ハードウェアで、税込11,000円で販売されている。
RGB信号との共存、DCSG+OPLLの同時発音、ワンタッチのFM音源無効化などを実現する改造キット。CPUを高速版の「Z80」に換装することで、3倍クロックアップも可能。以前のバージョンで判明した、若干の不具合が解消されているという。
文: 編集部 絵踏 一
家電のケンちゃん: https://www.gdm.or.jp/shop/2017/0101/193926