その道20年超のベテランも初見。全対応カートリッジがセットに

セガの業務用アーケード基板「MEGA6」がKVC lab.に入荷している。価格は税込298,000円で、9月10日（土）の開店時より店頭と通販で同時に販売予定。

「MEGA6」（海外名MEGA-TECH）はアーケード筐体と一体で供給されていた、メガドライブベースのゲーム基板。いわば“業務用メガドライブ”といった体の基板で、アーケード基板を扱って20年超というベテランスタッフでも「こうして実機を見るのは初めて」という希少品だ。基板にはショップによってJAMMAハーネスが取り付け済みのため、一般的なアーケード基板でプレイ可能な環境であれば問題なく運用できる。

なおゲームスロットはメガドライブを流用したもので、付属のカートリッジもメガドライブそのもの。ただしショップによると「内部設計が異なるため、家庭用メガドライブのカートリッジを挿しても動作しない」とのこと。

また、同店にはゲーム基板に加えて「MEGA6」の対応タイトルがすべて付属。その中には、複雑なライセンスの関係から直前で発売が中止された経緯のある、“幻のテトリス”ことメガドライブ移植版のテトリスも含まれている。

「まさかこういう形で“例のテトリス”を目にできるとは感慨深い。ゲームの歴史を知っている人間にとっては垂涎のアイテムでは」とはショップ店員談。価格も高価でコレクションアイテム的な要素が強いものの、刺さる人にとってはたまらない掘り出し物と言える。

文： 編集部 絵踏 一
KVC lab.： https://kvclab.com/