2022.09.16 11:42 更新
2022.09.16 取材
エムエスアイコンピュータージャパン株式会社(本社:東京都台東区)の「東京ゲームショウ 2022」ブースには、“Powered by MSI”認定を取得した一流BTOベンダーとのコラボゲーミングマシンも展示されていた。
統一感あるマシンを構築したいというニーズに後押しされて、主要パーツをMSI製品で統一した“Powered by MSI”認定のPCが市場で増殖している。CPUとメモリを除くすべてのカテゴリに自社製品を送り出している、MSIならではと言えるプロダクト。会場にはいずれも完成度の高い最新構成の注目モデルが持ち込まれていた。
ツクモのゲーミングブランド「G-GEAR」とのコラボマシンとして参考出展されていたのは、AMDの次世代CPU Ryzen 7000シリーズをベースとした製品。マザーボード担当がAMD 600シリーズのイチオシとして紹介していた「MPG X670E CARBON WIFI」を搭載するハイエンドモデルだ。
グラフィックスカードはトルクスファン3.0の3連ファンクーラーを備える「GeForce RTX 3070 Ti VENTUS 3X 8G OC」をチョイス、DDR5-5,200MHzメモリと1TB SSD、80PLUS GOLD認証のフルモジュラー電源「MPG A850GF」などと一緒に組み込まれている。PCケースには統一されたライティングが堪能できる高拡張のミドルタワー「MPG SEKIRA 100」を採用、“大人の事情”でオールインワン型水冷ユニットがツクモ製なのはご愛嬌だ。
AMD次世代構成のハイスペックモデルとして、CPUの解禁と同じかそれほど間を置かずに発売される予定という。最新CPUの登場と同時に、労せずして魅力的な完成品PCが手に入るというわけだ。
アイティーシーのカスタムPCブランド「ストームシステムテクノロジー」とタッグを組んだモデルとして展示されていたのは、Intelベースのコストパフォーマンスモデル。PCケースに真っ白な「MPG GUNGNIR 110R WHITE」を採用し、同じくホワイトカラーのオールインワン型水冷「MAG CORELIQUID 240R V2 WHITE」とフルモジュラーGOLD認証電源の「MPG A750GF WHITE」を組み合わせた、印象的な1台だ。
マザーボードは「MAG B660M MORTAR WIFI DDR4」を搭載し、CPUは(おそらく)Core i7-12700KF、メモリDDR4-3,200MHz 16GB、1TB SSD、そしてグラフィックスカードには「GeForce RTX 3060 VENTUS 2X 12G OC」をチョイス。ややマザーボードの基板部分とグラフィックスカードが浮き気味な気がするものの、トータルでの外観は非常にキレイで整った印象を受ける。
IntelプラットフォームにおけるDDR5メモリ対応のハイエンドモデルとして出展されていた、「FRONTIER」ブランドとのコラボゲーミングマシン(FRMFZ690/C)もチェックしておこう。グラフィックスカードや大容量電源ユニットを搭載、高水準にまとまったハイスペック構成が魅力だ。DDR5環境のハイパワーな完成品PCを求めている向きには、注目の製品と言える。
CPUはCore i7-12700FでメモリはDDR5-4,800MHz 32GB、ストレージは1TB SSDを内蔵。グラフィックスカードはトルクスファン3.0×3の大型クーラーを備える「GeForce RTX 3080 VENTUS 3X PLUS 10G OC LHR」、電源ユニットは容量1000WのGOLD認証モデルが組み込まれている。
最新ミドルからハイエンド、期待の次世代モデルまでバランスよく揃っていた“Powered by MSI”のコラボゲーミングマシン。構成に多少のメーカー事情は絡むものの、完成度高めな統一感あるゲーミングPCが欲しいというニーズに十二分に応えてくれる製品揃いだ。
文: 編集部 絵踏 一
東京ゲームショウ2022: https://expo.nikkeibp.co.jp/tgs/2022/
エムエスアイコンピュータージャパン株式会社: https://jp.msi.com/