2022.11.06 18:42 更新
2022.11.06 取材
いち早くIntel ATX 3.0規格準拠&PCI Express 5.0対応の80PLUS GOLD認証電源ユニット「TOUGHPOWER GF3 GOLD」シリーズを投入したThermaltake。担当者によると、日本向けの初回入荷分はかなりの台数を用意したものの完売状況。決して安価ではない売価設定に不安があったものの、予想以上の反響に驚いているという。ちなみにGeForce RTX 4080の販売を見据え、850Wモデルの追加投入が決定。近日中に正式アナウンスが出る予定だ。
「TOUGHPOWER GF3 GOLD」シリーズの850Wモデル。価格も2万円前半になる予定 |
ブレード部分の着脱が可能、さらに2種類のブレードが付属し、用途に合わせてエアフローの向きを変更できる冷却ファン「SWAFAN RGB」シリーズ。まもなく国内販売が始まるのは、120mmと140mmの2種類 |
フロントと両サイドの3面に強化ガラスパネル採用タワー型PCケース「The Tower 500」専用のオプションパーツ「LCD Panel Kit」。3.9インチLCDパネルにシステム情報やGIF画像を表示できる。すでに国内販売が確定しており、水冷に強い某販売店では早くも入荷が決定しているとか |
9月開催の「東京ゲームショウ 2022」で発表されたオリジナルブランドPC「ELSA GALUDA」シリーズ。その最新モデルを持ち込んだELSA。なかなか、見どころのある構成の展示機をご紹介しよう。
PCケースにFractal DesignのMini-ITX「Torrent Nano」を採用するコンパクトゲーミングPC「ELSA GALUDA G5-ND G450E」(仮称/参考展示)は、なんとグラフィックスカードにInno3DのGeForce RTX 4090「INNO3D GEFORCE RTX 4090 ICHILL X3」を搭載している。
展示機を見た来場者のほぼ全員から聞かれているという熱問題と12VHPWRコネクタとケーブルについて。もちろん検証済みで問題なしとのこと |
CPUは最新のCore i7-13700Kで、クーラーはファンレスクーラーNoctua「NH-P1」という構成。担当者によると「午前中からベンチマークを回しっぱなしですが、CPUは60℃台、GPUは70℃台をキープしている」という。PCケース標準装備のフロント180mmファンとリアに増設した120mmファンによるストレートなエアフローが非常に効果的のようで、想像以上の冷却性能を発揮している。
展示機は常時ベンチマークソフトが動作。Fractal Designの担当者も興味深く展示機を眺めていた |
Ryzen 7 5800Xと「INNO3D GEFORCE RTX 4090 ICHILL X3」を組み合わせた「ELSA GALUDA G4-AD G550E」(仮称/参考展示)も展示されていた |
今年8月にアスクと代理店契約を締結したPNYと言えば、1985年に設立された老舗PCパーツメーカーだ。ブースでは先日発売されたばかりの「PNY GeForce RTX 4090 24GB XLR8 Gaming VERTO EPIC-X RGB OC 3FAN」を展示。ベイパーチャンバーと100mmファンを3基搭載するオリジナルクーラーの冷却性能には自信アリとのことで、まもなく登場が予定されているGeForce RTX 4080にも採用されるという。
制御ソフトは日本語化済み。付属のVGAサポートキットはマザーボードのスペーサーを利用して固定する仕組み。ガッチリとホールドされており、いわゆるVGAステイよりも安定感がある印象だ |
新製品の展示こそ見送られたMicronだが、興味深いデモを発見。ひとつはCore i9-13900Kと「MPG Z790 CARBON WIFI」にDDR5メモリを4枚搭載したもの。担当者によると「1枚1枚のロットがわざと異なったものを挿している」とのことで、Intel環境であれば問題なく動作するという。ただし必ずしも推奨するものではなく「同ロットで揃えるのがべストである点は変わらない」とのこと。
ショップで問い合わせの多いロット違いによる相性問題。Intel環境でという条件付きながら、Crucialブランドなら型番を揃えるだけでも動作する可能性は高い |
また、AMDプラットフォーム向けに最適化されたAMD EXPO対応DDR5メモリ。その開発状況を動画で公開。2023年の発売が予定され、CrucialブランドのAMD EXPO対応モデルを待つ”Crucial派”には朗報だろう。
X670E Steel Legendに4枚挿しでDDR5-5600動作。表示されるプロファイルがAMD EXPOではなく、XMPになっているなど開発段階らしい動画が公開されている |