2022.11.13 12:00 更新
2022.11.13 取材
冷却アイテムで注目を集めたのが、スリムファンとスリムラジエーターを採用する新作オールインワン水冷ユニット「VIDA」シリーズだ。
SilverStone「VIDA」シリーズ |
22mm厚のラジエーターと16mm厚の120mmファンを採用することで、合計38mmに抑えた。一般的なAIO水冷のラジエーターは27mm厚と冷却ファン25mm厚の合計52mm。その差14mmは、内部容積に制限のあるMini-ITXケース等にとって、救世主的な存在になり得る可能性がある。イベントを見に来た近隣ショップ店員の多くが興味を示し、居合わせた担当者に「すぐに発注したい」と声を掛ける一幕も。今後発売が待たれる「VIDA」は、「VIDA 240 Slim」「VIDA 120 Slim」がラインナップ。発売は2023年第1四半期で、価格は未定。
240mmサイズの「VIDA 240 Slim」。画像からもラジエーターおよび冷却ファンがスリムである事が分かる |
会場ではASRockのベアボーンキット「DeskMini B660」に「VIDA 120 Slim」を搭載したデモ機を展示 |
電源ユニットで気になったのは、ATX 3.0とPCI Express 5.0に準拠するSFX規格の「Extreme 850R Platinum」だ。Cybenetics Platinum認証を取得した容量850Wのフルモジュラータイプで、PCI Express 5.0向け12VHPWRケーブルが付属。冷却ファンは92mmの静音FDBファンを搭載している。
GeForce RTX 40xxシリーズを小型ケースで運用する際の有力候補で、柔粘性に優れた12VHPWRケーブルが付属。気になる発売は2023年第1四半期を予定している。
SilverStone「Extreme 850R Platinum」 |
最後に会場で見つけた冷却機器や、コンセプトPC、清水氏による最速チャレンジイベントの様子を画像を中心にご紹介しよう。
現在最も注目されるATX 3.0とPCI Express 5.0に準拠する電源ユニットも積極的に展開 |
メーカー担当者オススメの「Shark Force」ファン。サメの皮をモチーフにしたShark Force技術を採用する |
普段はお目に掛かる事がないSilverStoneのEmbedded部門が展開するXeon向けCPUクーラーと高回転冷却ファン |
小学6年生が自由研究の課題で製作したという「ランドセル型パソコン」 |
会場内の一角には特別協賛のソリダイムジャパン製SSD展示コーナー。オーバークロッカー清水 貴裕氏による最速チャレンジも実施され会場にはたくさんの人が訪れていた |
MSIの最上位マザーボード「MEG Z790 GODLIKE」(11月18日発売)を使い、SolidigmのSSD「P44 Pro」を6枚同時搭載するデモに挑戦。シーケンシャル読込21202.31MB/sという驚異的なスコアを計測した |
文: 取材・編集部 Tawashi
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