2022.11.22 20:02 更新
2022.11.22 取材
MINISFORUM(本社:香港)国内正規代理店の株式会社リンクスインターナショナル(本社:東京都千代田区)は2022年11月22日、超コンパクトサイズのゲーミングPC「HX99G」など、高性能ミニPCの新製品をメディア向け発表会で披露した。
「HX99G」は、わずか2.9リットルサイズに8コア/16スレッドのRyzen 9 6900HX(最大4.9GHz)とRadeon RX 6600Mを搭載した、超小型PCのフラッグシップモデル。今回の正式発表に先立ち、「東京ゲームショウ 2022」のMINISFORUMブースに持ち込まれていたのも記憶に新しい。
CPUとGPUをデュアルファン装備の大型ヒートシンクで冷却する仕様になっており、約200mm角の制約の多い筐体ながら、パワフルなゲーミンググレードのパフォーマンスを実現している。GPU側のファンはセミファンレス動作に対応、可能な限り騒音を抑える構造も技ありなポイントだ。
そのほか、メモリ32GBとストレージ512GB SSDを内蔵。ネットワークは2.5ギガビット有線LANを備えるほか、HDMI×2/USB4 Type-C×2の画面出力により4K/4画面の出力を可能にしている。
「HX99G」は12月に発売予定で、市場想定売価は税込182,980円。さらにCPUをRyzen 9 5900HXに変更したバリエーションモデル「HX90G」もリリースされており、こちらは税込163,390円で11月26日より発売が開始される予定だ。
もう一つのフラッグシップモデルとして発表されたのが、たった2.65cmという特異な極薄デザインを採用する「NUCXi7」だ。この薄さに8コア/16スレッドのCore i7-11800H(最大4.6GHz)とGeForce RTX 3070 Laptop GPUを搭載、ミドルタワー機顔負けのゲーミングパフォーマンスを発揮する。
放熱性に優れるアルミニウム筐体を無数の通気孔で開放、内部にはヒートパイプを巡らしたデュアルファン装備の冷却機構が組み込まれている。その他のスペックは、メモリ32GBとストレージ512GB SSDというもので、ネットワークは2.5ギガビット有線LANを実装。HDMIやThunderbolt 4などのインターフェイスを備え、4K+8Kの2画面出力にも対応している。
今週末の11月26日に発売が始まる予定で、市場想定売価は税込204,890円。
超小型ゲーミングPCとして、コストパフォーマンスの高さがアピールされていたのが「NAG6」。14コア/20スレッドのCore i9-12900H(最大5GHz)とRadeon RX 6600Mを搭載するハイスペック構成ながら、ここまでで最も低価格な税込158,900円での発売が予定されている。
わずか2.7リットルサイズの筐体は、左右サイドパネルとトップがメッシュ仕様という通気性抜群の設計。内部にはトリプルファン構成の冷却機構を備えている。
メモリは32GBでストレージは512GB SSDを内蔵。ネットワークは2.5ギガビットLANを搭載、4系統の画面出力による4Kの4画面出力にも対応している。こちらは2023年2月以降に発売予定。
よりコンパクトな0.8リットル筐体を採用する「UM690」も会場に持ち込まれていた。すでに予約受付が開始されている製品で、人気モデル「HX90」の後継にあたる。最新チップのRyzen 9 6900HXへスペックがアップグレード、さらに小型化も果たしている点が特徴だ。
主な仕様は、メモリ32GB、ストレージ512GB SSDなどで、ネットワークは2.5ギガビットLANを備える。発売は当初の想定より遅れて2023年2月に開始される予定で、市場想定売価は税込123,800円。
超薄型の高性能PC「TH80」もリリース。Core i7-11800Hを搭載するCPUパワーに優れたわずか36mm高のスリムモデルで、モニタースタンドの下に設置したり、VESA金具でディスプレイ背面に取り付けることが想定されている。
主な仕様はメモリ16GB、ストレージ512GB、ネットワークは2.5ギガビットLANに対応。市場想定売価は税込96,800円で、今週末の11月26日に発売される予定だ。
文: 編集部 絵踏 一
株式会社リンクスインターナショナル: https://www.links.co.jp/
MINISFORUM: https://store.minisforum.jp/