2022.12.07 08:00 更新
2022.12.07 取材
自由でユニークな発想から生まれる、スタートアップの気になるガジェットをチェックする「次に来るモノ」。今回は、太陽光をペンのように扱えるという「Febo」を見ていきましょう。
“太陽光ペン”というワードに惹かれてチェックしたのは、現在Makuakeにて国内向けの先行販売が行われている「Febo」です。見た目は拡大鏡のようなデザインをしているコレは、さながらペンのような感覚で太陽光を使ってアートを描けるというシロモノ。All in型の先行販売とあって目標額は低めに設定されていますが、それでも早々に550%の資金を調達するなど注目を集めているようです。
もとは数年前にKickstarterにてクラウドファンディングが行われたアイテムで、ひょっとするとスタートアップのウォッチャーの中には覚えている人がいるかもしれません。太陽光を収束させて火起こしをするレンズの仕組みを応用して、レーザー刻印のような熱彫刻で絵や文字を描こうというものです。
ずいぶん気長に思えるコンセプトですが、このレンズはより効率よく太陽光を集められるように設計されているのでご安心。ビーム状に集光された光によって、一瞬で彫刻が可能な熱を発生させることができるんです。
ボディはイタリア産天然木の無垢材が使われていて、独特な形状は扱いやすさを追求した結果。彫刻する表面を容易にコントロールできて、なおかつ作業中に疲れにくいように軽量小型のデザインになっています。
使い方は至ってシンプル。安全フィルターを取り外し、描く面に対して太陽光を直角に当てるだけ。レンズの光を下書きの線に合わせていくと、たちまち煙が上がって焼き目が作られていきます。インクや電池は一切不要な、まさに太陽光ペン。なお、作業する際は保護用のゴーグルの装着をお忘れなく。
ちなみに描ける素材は、木材やコルク、合板、皮革など様々。好きなデザインを描くだけでなく、誰でも手軽にアートが描けるテンプレートも用意されています。テンプレートはアイコンやイラスト、アルファベット、マンダラなど全部で36種類(プランによっては一部のみ付属)あるとか。
そんな「Febo」のキャンペーンは、2022年12月28日まで。現在のところ、通常価格から30%オフの早割が適用された6,650円からのプランが用意されています。ちょいと高めのプランの中には、テンプレート全部入りな“デラックスパック”などもアリ。童心に帰って遊んでみたくなるアイテムですね。
文: 編集部 絵踏 一
Makuake: https://www.makuake.com/