2023.01.20 10:49 更新
2023.01.20 取材
リファレンスモデルの登場から遅れること約1ヶ月。SAPPHIRE TECHNOLOGY LIMITED(本社:香港)からオリジナル仕様のRadeon RX 7900シリーズ計3モデルの発売が開始された。
良好なパフォーマンスながら価格も控えめということで注目の「Radeon RX 7900」シリーズだが、発売開始から在庫が少ない状態が続いている。ショップスタッフによれば年末年始も多くの問い合わせがあったが「在庫がなく売れなかった」ことから、SAPPHIREモデルの入荷を待っていましたという声が多く聞かれた。
今回発売が開始されたのはいずれもオリジナルモデルで、VGAクーラーにはコンポジットヒートパイプと角速度ファンブレードを採用する3連ファンクーラーを搭載。さらに2オンス銅層を備えた高密度14層PCB、高品質な導電性高分子アルミ電解コンデンサ、デジタルPWMなど高品質なパーツを組み合わせることでオーバークロック仕様に仕上げられている。
「NITRO+ Radeon RX 7900 XTX GAMING OC VAPOR-X 24GB GDDR6」は、SAPPHIREの上位シリーズ「Nitro +」に属するRadeon RX 7900 XTXグラフィックスカード。VGAクーラーのベースプレートには、ベイパーチャンバーを採用し、ゲームクロック最高2,510MHz、ブーストクロック最高2,680MHz、メモリスピード20Gbps、メモリバス幅384bit、ビデオメモリはGDDR6 24GB。ディスプレイ出力はHDMI×2、DisplayPort×2。補助電源コネクタは8pin×3、本体サイズは長さ320mm、幅135.75mm、厚さ71.6mm、TBPは420W。なおこのモデルについては詳細検証をお届けしているので合わせて参照して欲しい。
「NITRO+ Radeon RX 7900 XT GAMING OC VAPOR-X 20GB GDDR6」は、SAPPHIRE「Nitro +」に属するRadeon RX 7900 XTグラフィックスカード。こちらもVGAクーラーのベースプレートには、ベイパーチャンバーを採用し、ゲームクロック最高2,220MHz、ブーストクロック最高2,560MHz、メモリスピード20Gbps、メモリバス幅320bit、ビデオメモリはGDDR6 20GB。ディスプレイ出力はHDMI×2、DisplayPort×2。補助電源コネクタは8pin×3、本体サイズは長さ320mm、幅135.75mm、厚さ71.6mm、TBPは368W。
「PULSE Radeon RX 7900 XTX GAMING OC 24GB GDDR6」は、SAPPHIREのミドルレンジクラス「PULSE」に属するRadeon RX 7900 XTXグラフィックスカード。主なスペックはゲームクロック最高2,330MHz、ブーストクロック最高2,525MHz、メモリスピード20Gbps、メモリバス幅384bit、ビデオメモリはGDDR6 24GB。ディスプレイ出力はHDMI×2、DisplayPort×2。補助電源コネクタは8pin×3、本体サイズは長さ313mm、幅133.75mm、厚さ52.67mm、TBPは370W。
取材時点で販売を確認したのは、パソコンSHOPアーク、ツクモパソコン本店、TSUKUMO eX.で価格は「NITRO+ AMD Radeon RX 7900 XTX Vapor-X 24GB GDDR6」が税込201,000円前後、「NITRO+ AMD Radeon RX 7900 XT Vapor-X 20GB GDDR6」が税込184,800円前後、「PULSE AMD Radeon RX 7900 XTX GDDR6」が税込195,800円前後。
PULSE Radeon RX 7900 XT GAMING OC 20GB GDDR6 |
なお現時点で発売日は未定だが、国内代理店の株式会社アスクからはRadeon RX 7900 XTを搭載する「PULSE Radeon RX 7900 XT GAMING OC 20GB GDDR6」についても国内市場向け取り扱い開始がアナウンスされている。
文: 編集部 池西 樹/取材・撮影:Tawashi
SAPPHIRE TECHNOLOGY LIMITED: http://www.sapphiretech.com/
株式会社アスク: https://www.ask-corp.jp/