2023.02.01 00:00 更新
2023.02.01 取材
近頃は思わぬ健康面でのトラブルに遭遇したり、不規則すぎる生活や運動不足の解消を考えさせられる機会が増えてきました。それならまず運動するために(?)スマートウォッチでも買おうかというところ、何を隠そう腕に何かを巻き付けるのが苦手で、時計も着けられない私め。同じような人もそれなりにいるんじゃないでしょうか。
ウォッチがダメなら別なものをということで、昨年末からIndiegogoでプロジェクトが進行中のスマートリング「RingConn Smart Ring」をチェックしてみることに。中国のJiuzhiTechが手がける製品で、現時点で120万ドル以上を調達するなどプロジェクトは大成功しています。
見た目はちょっとゴツい指輪のようなデザインの「RingConn」。センサーを内蔵しているためやや厚みがあるわけですが、頑丈かつ超軽量なチタン製のため、重さはほとんど感じないようです。
そして内蔵するPPGセンサーにより、心拍数や血中酸素濃度などのデータを取得。歩数や走行距離、消費カロリー、立っている時間、呼吸数に至るまでを計測できます。ちなみに指の皮膚は手首より薄く、さらに血管が多く筋肉の干渉も少ないため、実はデータ取得に好条件な部位なのだとか。
それにより正確な数値を計測可能で、優れたセンサーと長年のデータ蓄積を誇るApple Watchと同等のデータを取得できるということから、信頼性はかなり高いと言えるでしょう。製品ページではApple Watchとのデータ比較動画なども掲載されています。
それと大抵のスマートウォッチは昼寝を検出できないそうですが、「RingConn」は昼寝のような短い睡眠も検出できる優秀な睡眠トラッカー機能を搭載。これらを組み合わせて、ストレスレベルを計測することもできるようです。
そして「RingConn」の重要なトピックとして、一週間連続使用できるという圧倒的に長いバッテリライフが挙げられます。ウォッチ系デバイスと違ってデータをチェックする際はスマホを見る必要があるのですが、ディスプレイを搭載していないので電池が長持ちするという次第。連続したデータ取得は医学的にも非常に重要な要素なので、空白の時間が発生しない分、より正確かつ実践的なデータが取れるというわけですね。
なお、製品には18回分の充電が可能な充電ケースも付属。電源が周りになくとも最大3ヶ月程度は使い続けることができるとか。リングはIP68の防水・防塵仕様なので、水泳や水回りの作業時も外す必要はありません。
さてそんな「RingConn Smart Ring」は、Indiegogoにて249ドルからバック可能。ワールドワイドの発送に対応しており、5月には手元に届く見込みになっています。同様のスマートリングはいくつかありますが、「RingConn」はその精度や機能性の高さが光るニューカマー。時計が苦手な人間としては、この手のリングデバイスがもうちょっと流行ってくれると嬉しいです。
文: 編集部 絵踏 一
Indiegogo: https://www.indiegogo.com/