2023.02.22 00:00 更新
2023.02.22 取材
イビキは睡眠中に空気の通り道(上気道)が狭くなることで発生するもので、特に男性は日常的に悩まされている人も多いんじゃないでしょうか。イビキをかく状況ではしっかり眠れないのはもちろん、睡眠時無呼吸症候群になっている場合もあり、健康のためにも要注意と言えます。
そんなイビキを解消するものとしては、薬局でも売っている鼻腔を拡張するテープなどが一般的。もっともそれだけでなく、巷にはスマートデバイス的なものも結構な種類が出ていて、今回チェックしていく「Sleepmi Z3」はその最新版といったところ。Kickstarterで目標の1,500%以上の資金を調達し、すでにプロジェクトは成功しています。なんだか見た目はワイヤレスイヤホンのケースのようですね。
この手の快眠サポートデバイスを多く手がけている香港のSleepmi Techによるもので、同社のデバイスは以前に日本のMakuakeやGREENFUNDINGにも登場したことがあります。かつてのデバイスに比べると、「Sleepmi Z3」はだいぶ小さくなっている印象がありますね。
なお「Sleepmi Z3」はAIを搭載したスマートデバイスで、ジェルパッドを取り付けた上で顎の下付近に装着します。装着方法はフェイスシートを使って直接貼り付けるか、イヤーストラップを使うかの2パターン。イヤーストラップの方が楽そうではありますが、外れにくさではフェイスシートの方に分があるでしょうか。
そして装着した状態で眠りにつくと、デバイスがリアルタイムでイビキを検出。振動を与えることで姿勢を変えるように促し、上気道に隙間を作ることでイビキを解消させるという仕組みになっています。振動は穏やかなものなので、目を覚ましてしまう心配は無用。
さらにイビキの頻度などの傾向や睡眠状態は、デバイス側でしっかりトラッキング。どういった要因でイビキをかいているのかといった分析を含め、各種データログをスマートフォンのアプリで確認できます。
なお、装着する際に使用するジェルパッドは、水洗いして繰り返し使用可能。さらにケース底面に収納できるようになっています。セットで出先に簡単に持ち出せるのはいいですね。
さてそんな「Sleepmi Z3」のプロジェクトは、2023年3月20日23:00(日本時間/UTC+09:00)まで。あと一ヶ月ほど期間が残っており、支援額はSurper Early Birdの620香港ドルからバックできます。その内また日本のクラファンにも登場するのかもしれませんが、それに備えて覚えておくというのもアリですね。
文: 編集部 絵踏 一
Kickstarter: https://www.kickstarter.com/