2023.02.24 10:00 更新
2023.02.24 取材
ASUS JAPAN株式会社(本社:東京都千代田区)は2023年2月某日、まもなく国内発売が開始される最新ゲーミングデバイスや、ゲーミングディスプレイを紹介するメディア向け発表会「ACE SERIES日本発売発表会」を開催した。
「ROG Azoth」は、今年1月のCES 2023にて初披露されたテンキーレス仕様のワイヤレスゲーミングキーボード。ユーザーによる自由なカスタマイズをテーマに設計された製品で、キースイッチにはホットスワップ対応の「ROG NX赤軸メカニカルスイッチ」を採用。付属のスイッチプーラーを使えば簡単に取り外して、好みのスイッチに交換することができる。
キーキャップ、キースイッチとも付属の工具を使い簡単に取り外しが可能 |
「ROG Azoth」はもちろんカスタマイズを前提とした製品だが、キースイッチやキーキャップの品質には一切妥協なし。カスタマイズする前にまずはじっくりとデフォルト状態での完成度を試してほしいとのこと(担当者談) |
さらにスイッチオープナーや、高品質な潤滑剤「Krytox GPL-205-GD0」、ルブ用ブラシ、ルブステーションなどがセットになった「DIYスイッチルブキット」も同梱され、スイッチ内部に潤滑剤を塗布することでキースイッチの感触をカスタマイズ可能。もちろんキーキャップや、スペースキーに実装されている「ROGキーボードスタビライザー」も交換ができるようになっている。
「DIYスイッチルブキット」を使えば、キースイッチ自体のカスタマイズも可能。潤滑剤にはキーボードのカスタマイズで人気という「Krytox GPL205-GD0」が付属する |
最近では、ケース、基板、キーキャップ、キースイッチなどのパーツを個別に購入して好みのキーボードを作り上げるいわゆる“自作キーボード”が流行っているが、初心者にはややハードルが高く、興味はあるものの躊躇しているという人もいるだろう。それならばベースモデルに「ROG Azoth」を購入して、気になるところからパーツを交換して、自分好みのキーボードに仕上げていくのがオススメだ。
接続インターフェイスは低遅延な2.4GHzワイヤレス「ROG SpeedNova」の他、Bluetoothと有線USBの3種類に対応し、筐体には従来のシリコンパッドとシリコンフォームに加え、「PORONウレタンフォーム」を追加した3層の静音ダンパー構造を採用する。
またロゴやシステム情報を表示する小型の有機ELディスプレイや、手軽に設定を変更できる3方向コントロールノブ、WindowsモードとmacOSモードの切り替え機能、ASUS AURA Sync対応の個別キーライティング機能、マクロ機能、Nキーロールオーバーなどのギミックを備える。
「ROG Azoth」のトップカバーはアルミニウム製で、ボトムカバーにはワイヤレス接続時の電波干渉を防ぐためプラスチックを採用する |
本体サイズは幅326mm、奥行き136mm、高さ40mm、本体重量1,186g。国内発売は3月10日より開始され、市場想定売価は税込34,850円。なおキー配列は英語配列で、現時点では日本語配列モデルについては予定がないとのこと。
「ROG Falchion Ace」は、デスクスペースを有効に使える65%サイズのコンパクトゲーミングキーボード。キースイッチは「ROG Azoth」と同じ「ROG NX赤軸メカニカルスイッチ」で、本体カラーはホワイトとブラックの2色が用意される。
インターフェイスはUSB 2.0 Type-C×2を備え、背面のスイッチで接続されているポートを切替可能。また製品には持ち運び時に便利なカバーケースが付属する。
その他100%アンチゴーストや、ASUS Aura Sync対応のイルミネーション機能、マクロ機能、プロファイル機能などを搭載。レポートレートは1,000Hz、本体サイズは幅305.79mm、奥行き101mm、高さ37.5mm、重量593g。国内発売は3月10日より開始され、市場想定売価は税込13,980円。