2023.03.03 10:16 更新
2023.03.03 取材
開発コード名“Sapphire Rapids”こと、最大56コアのIntel製最新ワークステーション向けCPU「Xeon W-3400」「Xeon W-2400」に対応するSupermicro製マザーボード「X13SWA-TF」がオリオスペックに登場。ただし、入荷数は極少量で、すでに初回分は完売している。
Intel W790チップセットを採用したワークステーション向けモデルで、CPUソケットはLGA4677、TDPは最大350Wまで対応。メモリスロットはDDR5-4800×16本を備え、3DS ECC Registered RDIMMなら最大4TBという超大容量メモリ環境を構築できる。
また拡張スロットはPCI Express 5.0(x16)×6本(Xeon W-2400搭載時は3本まで使用可能)で、ストレージはM.2(PCI Express 5.0×4)×4、SATA 3.0×8、U.2(PCI Express 3.0×4)×2を搭載。さらにネットワークはMarvell AQC113Cによる10ギガビットLANとIntel I210-ATによるギガビットLANを備えるなど、ワークステーション用らしく拡張性に優れているのも特徴だ。
16本のDDR5メモリスロットや、6本のPCI Express 5.0(x16)スロットを搭載するため、330.2×304.8mmの大型基板を採用 |
その他、オーディオチップはRealtek ALC888S、USBポートはUSB 3.2 Gen 2×2 Type-C×2(リア×1/ピンヘッダ×1)、USB 3.2 Gen 2 Type-A×4(リア×4)、USB 3.2 Gen 1×2(ピンヘッダ×2)、USB 2.0×4(リア×2/ピンヘッダ×2)。フォームファクタはE-ATX、基板サイズは330.2×304.8mm。
ちなみにオリオスペックでは、先日LGA4677向けのウォーターブロック「EK-Pro CPU WB 4677 Ni + Acetal」を発売したがこちらもすでに完売。CPUが無いにも関わらず対応パーツは売れている状態で、久しぶりに登場したIntelの新型ワークステーションCPUへの期待の高さが伺える。
なおLGA4677マザーボードは、ASRockやASUSからもアナウンスされているが、現在代理店やメーカーに問い合わせしており、入荷日や価格などは未定ながら取り扱い予定があるとのこと。
文: 編集部 池西 樹/取材・撮影:Tawashi
Supermicro: http://www.supermicro.com/