低消費電力も魅力の最新CPU

先日詳細検証をお届けした、3D V-Cache技術を採用するAMD（本社：アメリカ）の最新ゲーミングCPU「Ryzen 9 7950X3D」「Ryzen 9 7900X3D」の国内発売が本日3月3日11時より開始された。

いずれもCCD×2構成のハイエンドモデルで、3D V-Cache技術により96MBの大容量L3キャッシュを搭載するCCDと、高クロック動作ができる従来型のCCDを組み合わせたハイブリッド構成の「Asymmetric Chiplet Design」を採用。専用ドライバで自動的に最適なコアに処理を割り振ることで、レイテンシが重要になるゲームはもちろん、動作クロックが重要なアプリケーションでも高速な処理ができるようになる。

またコア数も先代の「Ryzen 7 5800X3D」から最大2倍に増加しており、動画編集や3Dレンダリングなどコア数が重要になるマルチスレッド処理も高速化されている。さらにTDPが120Wに低下していることから、消費電力が大幅に削減されているのも特徴だ。

Ryzen 9 7950X3D	Ryzen 9 7900X3D

「Ryzen 9 7950X3D」のスペックはコア数が16コア/32スレッド、L2キャッシュは16MB、L3キャッシュは128MB、定格クロックは4.2GHz、ブーストクロックが5.7GHz。

「Ryzen 9 7900X3D」のスペックはコア数が12コア/24スレッド、L2キャッシュは12MB、L3キャッシュは128MB、定格クロックは4.4GHz、ブーストクロックが5.6GHz。

取材時点で入荷を確認したのはパソコンSHOPアーク、オリオスペック、ソフマップAKIBA パソコン・デジタル館、ツクモパソコン本店、TSUKUMO eX.、ドスパラ 秋葉原本店、パソコン工房 秋葉原 BUY MORE店。販売価格は「Ryzen 9 7950X3D」が税込111,800円、「Ryzen 9 7900X3D」が税込95,800円。初回入荷数は各ショップとも少量で、事前に整理券を配布したショップもあった。

文： 編集部 池西 樹/取材・撮影：Tawashi
AMD： https://www.amd.com/ja/