2023.03.03 12:25 更新
2023.03.03 取材
GPSなど位置情報の取得が可能なGNSS受信基板が家電のケンちゃんに入荷。技術系サークル「PRIORIS」が手がける同人ハードウェアで、PC用の「GR-M10-B/S-B45」とRaspberry Pi用の「GR-M10-RP (for Raspberry Pi)」が販売されている。価格はそれぞれ税込6,800円と税込6,500円。
GR-M10-B/S-B45(PC用) |
受信モジュールとしてu-blox「MAX-M10S」を搭載し、衛星測位システムのGPS/GLONASS/BeiDou/Galileo/QZSSに対応するGNSS受信基板。位置情報の取得や時刻調整に使用できるほか、準天頂衛星みちびき(QZSS)のL1S信号で配信されている災害・危機管理通報サービス(災害通報)も受信できる。
主な仕様は、最大加速度4G、最大高度8,000m、最大速度500m/s、タイムパルス精度30ns、最大更新レート10Hzなど。NMEAおよびUBXプロトコルに対応している。
GR-M10-RP (for Raspberry Pi) |
いずれもアンテナ端子はSMAで、PC向けの「GR-M10-B/S-B45」は端末側にmicroUSBを搭載。45×45mmのユニバーサル基板(45基板)と同サイズのため、45基板用のアクリルパネルをケース代わりに利用できる。また、「GR-M10-RP (for Raspberry Pi)」はRaspberry Piの40pin GPIO接続で、基板形状はRaspberry Pi Zeroに準拠したサイズ(Raspberry Pi 2/3/4等でも使用可能)になっている。
そのほか、それぞれバックアップ電池として「CR1220」×1が必要。基板上にはピンヘッダおよびソケット用として、I2C/PPS/SAFEBOOT/RESET/EXTINTが引き出し済みになっている。
文: 編集部 絵踏 一
家電のケンちゃん: https://www.gdm.or.jp/shop/2017/0101/193926