2023.03.29 13:00 更新
2023.03.29 取材
VAIO株式会社(本社:長野県安曇野市)は2023年3月29日、エントリークラスのビジネスノートPCとして、14型モデルの「VAIO F14」(型番:VJF141)と16型モデル「VAIO F16」(型番:VJF161)、およびそれらの法人向けモデル「VAIO Pro BK」(型番:VJBK11)と「VAIO Pro BM」(型番:VJBM11)を発表した。いずれも6月より出荷を開始する。
今回発表されたのは、ハイエンド向け「SX Line」とミドルレンジ向け「S Line」に続く、スタンダード向けの新ラインナップ「F Line」に属するビジネスノートPC。コンパクトな筐体に一回り大きな画面を搭載するほか、ロングライフのバッテリや工夫して組み込まれたカメラ、高性能なAIマイクなどを内蔵。これまで上位機種で採用されてきた機能が多く盛り込まれており、いわく“最高の普通のPC”を目指したという。
また、Nidec製ファンやTDK製バッテリなど、重要な箇所には信頼性の高い日本メーカーの部品を採用。長野県安曇野市にある本社工場にて、専任の担当者が品質チェックを行う“安曇野FINISH”により高品質を確保している。
VAIO F16 |
インターフェイスは2機種とも共通の構成 |
ディスプレイは、14型モデルは16:9比のフルHD(1,920×1,080)液晶、16型モデルは16:10比のWUXGA(1,920×1,200)液晶を搭載。いずれも13.3型/15.6型の従来モデルから画面エリアが10%以上拡大し、作業の生産性が向上している。
CPUは10コアのCore i7-1355U/Core i5-1334Uまたは6コアのCore i3-1315Uを搭載。メモリはLPDDR4X 8GB~32GB、ストレージは256GB~1TB NVMe SSDを内蔵、OSはWindows 11 Pro/Homeがプリインストールされる。
VAIO F14 |
天板からベゼル、パームレストに至るすべてのパーツのトーンを調和させるカラー・デザインになっている |
自然な画面映りになるよう斜め下向きにモジュールが組み込まれたWebカメラには、ON/OFF状態が分かりやすいプライバシーシャッターを装備。ビームフォーミングとAI技術を用いたAIノイズキャンセリングマイク、Dolby Atmos対応の大口径ステレオスピーカーも備える。
そのほか、パームレストは高耐久な一枚板のアルミ合金製で、すべてのパーツのトーンを調和させるカラーリング・デザインを採用。キーボードは特別配合したUV硬化塗装でコーティング、キートップに防指紋・防汚処理が施されている。
ON/OFF状態が分かりやすいWebカメラのプライバシーシャッター、電源ボタン一体型の指紋センサーを備える |
製品に付属するACアダプタ | 使いやすさにこだわったという新設計のオリジナルマウス |
外形寸法は14型モデル「VAIO F14」が約幅322.9mm、奥行き221.5mm、厚み19.5~19.75mm、重量約1.34kg。16型モデル「VAIO F16」が約幅358.3mm、奥行き255.6mm、厚み16.6~19.95mm、約1.65kg。バッテリライフはいずれも約16時間(JEITA準拠)とされる。
「VAIO F14」と「VAIO F16」のカラーバリエーションは、サテンゴールド/ネイビーブルー/ウォームホワイトの3色展開。法人向けモデルはダークメタルグレーのみ |
文: 編集部 絵踏 一
VAIO株式会社: https://vaio.com/