拡張スロットが欲しい人向け。ACアダプタは別途調達が必要

Alder Lake-Nを搭載するMaxtangのMini-ITXマザーボード「ALN-10」がテクノハウス東映にて取り扱い開始。受発注での販売で、納期は3週間程度。注文時期によって価格はやや変動するとしており、Intel N95搭載モデル「DTN97-A」の場合は40,000円前後になるという。

省電力コアのGracemontのみで構成される、モバイル向けプロセッサのAlder Lake-Nを搭載するMini-ITXマザーボード。ショップによれば「Alder Lake-Nを搭載したミニPCは流通しているが、拡張スロットを備えたMini-ITXマザーボードは極めて珍しい」とのこと。

受発注に対応するのは、今回サンプルが入荷していたIntel N95搭載モデル「DTN97-A」のほか、Intel N50搭載モデル「DTN305-A」、Core i3-N305搭載モデル「DTN50-A」（価格はモデルごとに異なる）。Intel N50搭載モデルはファンレス仕様で、他の2モデルは空冷仕様になっている。

メモリスロットはDDR4 SO-DIMM（最大32GB）、ストレージはM.2（SATA）×1とSATA×1、拡張スロットはPCI Express（x2/x4形状）×1とWi-Fi用M.2×1を備える。インターフェイスはIntel i226による2.5ギガビットLAN×2のほか、USB 3.2×2、DisplayPort×1、HDMI×1など。ピンヘッダで6ポートのRS232Cを増設できるなど、組み込み向け製品らしい仕様になっている。

なお、付属品はI/Oパネル（通常ハイト）のみ。電源は19Vまたは12VのACアダプタ（外径5.5mm/内径2.5mm）が使用できるが、別途用意する必要がある。マニュアル等は付属しないため、「仕様などを自身で調べられる人向け」（ショップ）という。

文： 編集部 絵踏 一
テクノハウス東映： https://www.gdm.or.jp/shop/tech-toei/