2023.04.28 12:35 更新
2023.04.28 取材
AMD A620チップセットを採用するASRock Incorporation(本社:台湾)のSocket AM5マザーボード計3種が発売開始。いずれもフォームファクタはMicroATXで、VCore用のMOSFETには、ハイサイドMOSFET、ローサイドMOSFET、ドライバICを1チップに統合した50A Dr.MOSを採用する。
A620M-HDV/M.2 |
「A620M-HDV/M.2」は、Socket AM5マザーボードでは最安となる税込16,980円のエントリーモデル。ただし、その分電源回路は4+1+1フェーズと必要最小限で、ヒートシンクも省略されている。さらに正式サポートするCPUもTDP65Wまでのいわゆる無印モデルに制限されている点には注意が必要だ。
主なスペックはメモリスロットDDR5-5600×2(最大64GB)、ストレージはSATA 3.0×2、Hyper M.2×1、M.2(PCI Express 3.0×2)×1、拡張スロットはPCI Express 4.0(x16)×1、PCI Express 3.0(x1)×2、M.2 2230×1。オーディオチップはRealtek ALC897、ネットワークはRealtek 8111HによるギガビットLANを搭載。基板サイズは244×226mm。
A620M-HDV/M.2+ |
「A620M-HDV/M.2+」は、「A620M-HDV/M.2」をベースに電源回路が6+1+1フェーズに強化されている他、CPUソケット左側の電源回路にはアルミニウムヒートシンクを実装。これに伴い正式サポートするCPUもTDP120Wまでに拡張されている。それでいて「A620M-HDV/M.2」との価格差は2,000円と小さいことから、Ryzen 7000X3Dシリーズを使い、低価格にゲーミングPCを組むならオススメだ。
主なスペックはメモリスロットDDR5-6400×2(最大64GB)、ストレージはSATA 3.0×4、Hyper M.2×2、拡張スロットはPCI Express 4.0(x16)×1、PCI Express 3.0(x1)×2、M.2 2230×1。オーディオチップはRealtek ALC897、ネットワークはRealtek 8111HによるギガビットLANを搭載。基板サイズは244×226mm。
A620M Pro RS |
「A620M Pro RS」は、対応CPUこそ「A620M-HDV/M.2+」から変わらないものの、電源回路は6+2+1フェーズへと拡張。また電源回路のヒートシンクが大型化されている他、M.2 SSD用ヒートシンクや、Pre-installed I/O Shieldを追加した。
主なスペックはメモリスロットDDR5-6400×4(最大128GB)、ストレージはSATA 3.0×4、Hyper M.2×2、M.2×1、拡張スロットはPCI Express 4.0(x16)×1、M.2 2230×1。オーディオチップはRealtek ALC897、ネットワークはRealtek 8111HによるギガビットLANを搭載。基板サイズは244×244mm。
文: 編集部 池西 樹/取材・撮影:ウエムラ
ASRock Incorporation: https://www.asrock.com/
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