2023.05.30 23:55 更新
2023.05.30 取材
MSIのディスプレイブースで一際目立っていたのが、超ワイドな大判モデル「Project 491C QD-OLED」だ。実はまだ正式名称も未定ながら、超高解像度とゲーミング性能を両立させた注目の1台。圧倒的な迫力に多くの人が見入っていた。
簡単にスペックをチェックしておくと、画面サイズは49型、解像度5,120×1,440ドットのウルトラワイドディスプレイで、アスペクト比は32:9。超高解像度ながらリフレッシュレート240Hzに対応していて、量子ドットOLEDパネルの採用により応答速度も0.03msというゲーミンググレードの描画性能を備えている。
曲率は1,800Rと昨今の湾曲モデルに比べて(数字の上では)緩めに感じるものの、実際に見てみると首を動かすことなく画面を視野に収めることができる。まさに視界を覆う迫力の大画面、Microsoft Flight Simulatorが流れていたデモ機にて圧倒的な没入感を堪能できた。
また、KVMスイッチ機能を搭載しているため、複数台のPCを接続して切り替えつつ使用することも可能。目いっぱいの機能を詰め込んだ超ハイエンドモデルとして発売されることになりそうだ。なおハイエンドな有機ELディスプレイの定番として、パネルの焼付きを防止する機能も備えている。
ただし製品名が「Project~」になっているように、まだどのシリーズに属するかも含めてすべて未定。完成形ではないとのことで、ひょっとしたら製品版では見た目のデザインも変わっているかもしれない。価格や発売時期は不明、現時点における(製品化された際の)日本での発売も未定となっている。
文: 編集部 絵踏 一/取材・撮影:池西 樹
Micro-Star Int'l Co.,Ltd.(MSI): https://www.msi.com/